「感情を抑えて言いたいことを伝えていくには
どのようにしたらいいでしょうか?」
このような相談をいただくことがあります。
リハビリの現場で、セラピスト自身がつい
怒りの感情に飲まれてしまうこともあります。
頼んでいたことをやってくれていなかった。
忙しいのに、全く手伝おうともしてくれない。
例えばこのような時に
相手に対してついイラッと
怒りの感情が湧いてしまう。
そして、ついつい
「なんでこれやってくれないんですか!」
とイラついた口調で言ってしまい。
トラブルになってしまう。
そんな場面を想定してみたとします。
こんな時、
自分のイライラ感をおさえつつも、
相手に言うべきことを言っていく。
そのような伝え方が必要となる時があります。
近年注目されているコミュニケーションスキルに
アサーションというものがあります。
アサーションというのは、
自分の感情を大切にしつつも
その場にふさわしい表現方法で
伝えることができるコミュニケーション
です。
自分の言いたいことを飲んでしまうのでもなく、
かといって感情のままに怒りを爆発させて伝えるのでもなく
自分も相手も傷つけない言い方ができるようになる
コミュニケーションです。
アサーションについては
私もそれほど勉強したわけではないですが、
このような伝え方を学ぶことも
勉強になると思います。
アサーションではないですが、
私はこのような場面では、
まず自分の中にある
「○○すべき」という
信念価値観を疑ってみることにしています。
「○○すべき」というのは
自分が人に対して期待している
「仕事はこうあるべき」
「セラピストはこうあるべき」
「医療従事者ならこれくらいできて当たり前」
というような観念のことです。
このような観念に自分がとらわれていて
しかもそれが、現実に起きていることとの
ギャップがある時
怒りという形で現れるものだからです。
「本来なら医療従事者ならこれくらいやってくれるだろう?」
そうやって相手に期待しているのに、
やってくれなかったりすると
腹が立ったりするのです。
怒りというのは、
期待の裏返しです。
期待もしていない人には
怒りも湧いてこなかったりします。
まず、このような自分の感情に気づくことが
相手に怒りの感情を抑えて
言いたいことを伝えるための
第1歩なのではないかなと
私は考えています。
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