何を考えているのかわからない患者さんとのコミュニケーションで迷います。 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「何を考えているのかわからない患者さんとのコミュニケーションで迷います。」

このような相談をいただくことがあります。


このような時。

私はまず、この質問の仕方そのものに注目します。

何を考えているのかわからない患者さんに困っているのではなく、

何を考えているのかわからない患者さんを前にして、

自分がどう振る舞っていいのかわからず困っている。


このように今の自分の困り事を、

自分自身の問題と定義し直してみるのです。


そうすると、

何を考えているのか
わからないような患者さんを前にしても、

まったく困らないスタッフもいる。

そのような事実に気づきます。


自分がなぜ、困るのか?

1)本当は、患者さんの望むことをよく聞いて

それに基づいて
リハビリを進めたいのに、できないから困っている。

とか、

2)レクレーションに誘うと、拒否されたり、怒ったりする時もあれば、

まったく怒らず素直にやってくれる時もあって、何を考えているのかわからなくて困っている。

とか

いろんな事情があるかと思います。

ポイントは

自分がどう行動をとっていいのか

わからなくて困るということだと思います。


1)の例だと患者さんのニーズがわからないと、

自分がどうリハビリを計画していいのかわからない。

そういうこともあるかもしれません。

2)の例だと、

急に怒られると怖くて、

その後
どう行動していいのかわからなくなる。

そういうことなのかもしれません。


どちらにしても、自分は本当は何に困っているのだろう?
そして、どんな行動をとりたいのだろう?

そんな風に考えてみると、コミュニケーションのヒントが見つかるなと考えています。


今日の話がみなさんにとって何かのヒントになれば嬉しいです。




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