「良かれと思ってやればやるほど、
患者さんが依存的になってしまうことがあります。
最初は親切心でやったことも、
だんだんと患者さんの要求がエスカートしてしまい
しまいには自分でもできることでも、
私にやってほしいと要求されて困っています。
依存的な患者さんとどのように関わったらいいでしょうか?」
このような相談をいただくことがあります。
依存的な患者さんとの対応。
確かにどこまで依存的になるのを許していいのか?
悩む人も多いかと思います。
私が、このような依存的な方と接する時に
意識していることは、
自分の中での線引きをハッキリさせておく
ということです。
自分の中で、
ここまでは手助けする。
ここから先は、患者さんにやっていただく。
そのように自分自身で決めておくのです。
このように、自分の中で境界線を決めておくと、
人に相談する時も相談しやすいです。
「○○さんに、車椅子を動かすところはやってもらいたいんだけど、
いつも車椅子を押してくれって頼まれちゃうんです。
どんな風に本人にやってもらえるように
促せばいいですかね?」
こんな風に相手にとってもらいたい行動を
明確にした上で相談することもできます。
依存的な方との関わり方で困るのは、
自分の中でどこまでを手伝って、どこからは患者さん本人にやってもらいたいのか?
自分の中でも曖昧にしている時です。
これを曖昧にしていると、
いつのまにか何から何まで自分が手伝ってしまい、
相手の自立心の芽を摘んでしまう
ということにもなりかねません。
ですので、わたしは
まず境界線はっきりさせること。
これを大切にしています。
今回の話がみなさんにとって臨床でのヒントになれば嬉しいです。
こんな感じのメルマガを2日1回のペースで書いています。
他にも読んで見たい方。
下記リンクから登録よろしくお願いいたします。
メルマガ登録はこちら