「抑うつ的な患者さんのリハビリに苦労します。
相手の訴えをよく傾聴して、リハビリに促しているつもりですが、
なかなかこちらの期待するリハビリにつながりません。」
このような質問を受けることがあります。
私が抑うつ的な患者さんと接する時
気をつけていることは、
こちらの望んでいるリハビリというのを、
いかに設定するのかが”ポイント”です。
多くの場合、こちらが期待するリハビリというのが、
患者さんにとっては、
ハードルが高すぎる。
ということが、多いです。
例えば、抑うつ的な患者さんに
ベッドから起きて、
病棟ホールを1周歩行練習してほしい。
このようなリハ計画を立てていたとしても、
患者さんにとっては、
ベッドから起き上がるだけで、
やっとなのかもしれません。
その場合は、こちらで
リハビリの計画を練り直おさなくてはなりません。
例えば、ベッドから起きて
ベッド上でのリハビリに変える。
などです。
そうやって、リハビリの内容を少しハードルを下げて、
「これはできたね!」
という成功体験を重ねていく。
それが、抑うつ的な方と
リハビリをしていく時のポイントかと思います。
今回の話がみなさんにとって臨床でのヒントになれば嬉しいです。
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