「意欲低下のある患者さんのリハビリに困っています。
リハビリに誘いに行くといつも『行きたくない。なるべく動きたくない。』と言われてしまいます。
どのような声かけをすると良いのでしょうか?」
このような相談をいただくことがあります。
私はこのような患者さんと出会ったとき。
私は、その「動きたくない。」という気持ちになるべく共感を示すようにしています。
そのために、
「動きたくないのは、怠けているのではなく、疲労感があるんですよね?」
ということを伝えるようにしています。
「動きたくない。」そう語る患者さんは、
多くの場合、周りのスタッフから、「怠けている」とか
「やる気がない」とみなされていて、辛い思いをしている場合があるのです。
ですので、
私は「あなたが怠けているなんて思っていませんよ。
疲労感があるんですよね。」
というメッセージが相手に伝わるように意識するのです。
その上で、「疲労感があるからこそ、体力をつけるためにできることをやってみましょう!」と持ちかけると、
患者さんもリハビリに協力的になってくれるものです。