「学生や後輩指導のコツを教えてください。」
このような質問をいただくことがあります。
作業療法士、理学療法士の世界では、
「患者さんとマンツマーマンでじっくりと関わりたい。
またそのような関わりができる。
そのようなことをモチベーションにこの仕事を選んだ。
だけど、こんなに患者さんとの関わり以外の仕事あるとは思わなかった!」
このような事を話すセラピストに出会うことがあります。
確かに、PTOTSTの世界では、
患者さんとのリハビリ以外でも
後輩や学生の指導
会議やミーティング
資料作成や記録
プログラムの準備
などなど。
様々な仕事があります。
そのなかで、
元々人に教えたり、伝えたりするのに苦手意識があるので、
まさか後輩指導をすることになるとは思わなかった!
どうやったら後輩をうまく教えられるんだろう?
そのように思う方もいるのかもしれません。
後輩や学生指導のコツ
私が思うに、まずは目標を明確にすることだと思います。
すなわち。
「どんな作業療法士になりたいか?」
「どんな理学療法を提供したいか?」
「患者さんとどんな関わりをしたいか?」
「どんなリハビリを提供したいのか?」
こんな質問を後輩や学生にしてあげることです。
もちろん。急に聞かれて答えられないこともあると思います。
これは1回で何とかしようというのではなく、
何度も何度も、
同じような質問をし続けてみる。
答えよりも、この質問をする。
それについて考える機会を作っていく。
それこそが教育になるのではないかと思います。
これは場合によっては、
なかなか勇気のいる質問だったりします。
しかし、このような質問をしあえるような環境を
職場になかに作っていく。
そういう関わりをしていきたいものだと、
私自身はいつも思っています。