「何をやっても自分に自信が持てません。
一つのプロジェクトやプログラムをやり終えて、
同僚や先輩から『よくやったよ!』と声かけられても、
嘘臭く感じてしまいます。
自分のことを慰めようとして言っているように感じるのです。
自分に自信を持つにはどうしたらいいでしょうか?」
このような悩みをもらうことがあります。
自分に自信が持てず、人から誉められても誉め言葉スッと入ってこない。
このような場合。
もしかすると、この方は上手くいったかどうかの判断を
外部からの評価ではなく、自分自身の感覚で決める
『内的基準型』という特徴を持っている場合があります。
内的基準型の場合、うまくいったかどうか?ということの判断は、
自分自身の中にあります。
反対に外的基準型の人は、人からの評価や外部からの数値や実績で自分がうまくいったかどうか?判断しています。
このような特徴を持つ人は、
まず自分自身で成功の基準を定めてみるとよいです。
「こうなったら、こんな結果が得られたら、上手くいったということにしよう。」
と自分で決めるのです。
自信が持てない人は、「こうなったら良い」という
成功のイメージを作ることなく、
プロジェクトにとりかかる傾向があります。
もしくは、「こうなったらよい」という成功のイメージを
できるはずもない高すぎるところに設定している傾向があります。
そして、
プロジェクト終了後、
上手くいかなかったことや不具合を見つけては、
「上手くいかなかった。」と落ち込み自信を喪失するのです。
大切なことは、
まず、達成できそうな所から、
具体的な成功のイメージを設定することです。
そして、自分で決めたことを達成し、
自分でそれをできたなと確認する。
自信をつけていくにはそれを繰り返すことが大切かと思います。