「他職種にリハビリへの協力をあおぎたいけど、
どのように頼んでよいのかわからない。」
このような相談を受けることがあります。
先日のセミナーでも参加者の方からこのような質問を受けました。
大切なことは、
どんな協力を得たいのか?
自分の中で明確にしておくことです。
特に、最高と最低を決めておくとよいです。
例えば、看護師さんに患者さんの離床を協力してほしい。
最高を設定したら、
「食事の時にごとに起こしてもらって、
起こしたら30分は椅子に座ったままにしてから寝かしてほしい。」
だとしたけど、
そこまでできないのであれば、
せめて、
「リハビリの時はセラピストが起こすので、
そのあと、少しでも長く離床時間をとった後、
寝かしてほしい。」
など、お願いすることのなかに幅を持たせるのです。
そして、どこまでできるか相手に決めてもらうのです。
人は自分で決めたことは守るという法則があります。
ですので、ある範囲の中から、どこまでできそうか?
相手に判断を委ねる。
私はそんな工夫をしています。