専門用語の使い方 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「他職種連携のコツを教えてください。

うちの職場でいろいろな職種がいますが、

職種間のへただりをなくし、

協力的な関係を作っていきたいのですが、

どうしたらいいでしょうか?」


このような相談を受けることがあります。

多職種連携。

大切なテーマですよね。

私も多職種で働くデイケアで勤務していますので、

多職種連携の難しさは日々感じています。


多職種連携のために、

工夫できることの一つとして、

専門用語の使い方を意識する。

ということがあります。



普段自分が何気なく使っている専門用語。

その言葉をどのような意味で使っているのか?

自分が使っている言葉と相手が使っている言葉と、

お互い同じような意味で使えているのか?

そのことを意識することって大切です。


例えば、

「ADL」という言葉。

ADLという言葉を聞いたとき、

どんなことをイメージしているのか?

人によってイメージしていることが違うかもしれません。

人によっては、まっさきにトイレ動作のことを思うかもしれませんし、

人によっては、歩行のことを思う人もいるかもしれません。

同じ言葉を使っていても、

人によってその言葉から喚起されるイメージは異なります。

そして、専門用語となると、なおさらそのことによって、

ミスコミュニケーションが起こる可能性も増えるのです。

まず自分の話がちゃんと伝わっているのか?



そのことを確かめながら、話すことが、

連携を進めていく上で大切なことと言えるのではないでしょうか?