「他職種連携のコツを教えてください。
うちの職場でいろいろな職種がいますが、
職種間のへただりをなくし、
協力的な関係を作っていきたいのですが、
どうしたらいいでしょうか?」
このような相談を受けることがあります。
多職種連携。
大切なテーマですよね。
私も多職種で働くデイケアで勤務していますので、
多職種連携の難しさは日々感じています。
多職種連携のために、
工夫できることの一つとして、
専門用語の使い方を意識する。
ということがあります。
普段自分が何気なく使っている専門用語。
その言葉をどのような意味で使っているのか?
自分が使っている言葉と相手が使っている言葉と、
お互い同じような意味で使えているのか?
そのことを意識することって大切です。
例えば、
「ADL」という言葉。
ADLという言葉を聞いたとき、
どんなことをイメージしているのか?
人によってイメージしていることが違うかもしれません。
人によっては、まっさきにトイレ動作のことを思うかもしれませんし、
人によっては、歩行のことを思う人もいるかもしれません。
同じ言葉を使っていても、
人によってその言葉から喚起されるイメージは異なります。
そして、専門用語となると、なおさらそのことによって、
ミスコミュニケーションが起こる可能性も増えるのです。
まず自分の話がちゃんと伝わっているのか?
そのことを確かめながら、話すことが、
連携を進めていく上で大切なことと言えるのではないでしょうか?