被害者意識ではなく自分で引き受ける覚悟 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「自分の仕事が忙しいのは、上司のせいだ。」

「患者さんのリハビリがうまくいかないのは病院の運営の問題だ。」

「後輩のできが悪いのは、今の若者はゆとり世代で甘えているやつが多いからだ。」

こんな風に職場で起きている問題について、

いつも人のせい、何かのせいにしていると、

物事の解決はできないなーと思います。


仕事上起きている問題は、

実は自分自身の中にある「被害者意識」が引き起こしている場合があります。


被害者意識で働いていると、

「では自分はどのように、この問題について、取り組んでいこうか?」

という主体性が出てきません。


ここでは、誰かのせいで、、、

という「被害者意識」を切り替えて、
 
 

一旦、

「全部自分の責任で、この問題は起きている」

と考えてみるようにしています。


例えば

「仕事が忙しいのは自分の仕事の仕方に問題がある。

または自分が上司にうまく仕事が多すぎることを伝えられていないからだ。」

「患者さんのリハビリがうまくいかないのは、自分の進め方に問題がある。」

「後輩のできが悪いのは、自分の教え方が悪いからだ。」

こんな風に一度、

自分のいろいろな問題をすべて自分の責任と考えてみると、

「じゃあ、自分に何ができるだろうか?」

と考えることができます。



しかし、ここで難しいのは、

「自責」とは違うということです。

「こうなってしまったのは、自分がダメだからだ。」

と自分を責めるのではなく、

「こうなったのも、自分の責任だから、なんとかしよう!」

と自分で問題を引き受ける覚悟。

そういう感覚です。

そのような感覚をもって働きたいものだなと

日々思います。