リハビリの場面で、
患者さんが
「今日は調子が悪いんだよ。。。」と
話した場合。
みなさんならどうされますか?
多くの場合、「どんな風に悪いんですか?」
と質問をしたい気持ちになるかと思います。
私もそうすると思います。
ちょっとしたことですが、これってとても大切なことです。
「調子が悪い」といっても色々あります。
身体が痛いのかもしれないし、
気持ちが沈んでいるのかもしれません。
もしくは今日面会に来てくれるハズだった家族が、
今日は来なくなったというような話かもしれません。
人は自分の体験を話すときに、
必ず「省略」をさせながら話をしています。
色々な体験をしているのですが、そのことを簡単に言葉で表現すると、
「今日は調子が悪いんだよ」という一言になるのです。
だからこそ、患者さんが本当はどんな体験をしているのか?
セラピストはそこに興味をもって、
「それってどういうことですか?」
と聞いていく必要があるのです。
しかし、セラピスト自身が忙しかったり、
他の事に気をとられていたりすると、
こういった患者さんの一言一言を気にとめて、
質問をするということを見逃してしまうことがあります。
目の前の人が本当はどういうことを伝えたいのか?
本当はどんな体験をしているのか?
興味深く質問できるセラピストになりたいものです。