リハビリの現場で、患者さんは、
時に目標と問題を両方を、
同時に話すことが多々あります。
例えば、
「退院したいんです。
でも自信がないんです。」
こんな感じです。
「退院したい。」と自分の目標を語りつつ、
「でも、自信がない。」と
自分の問題を同時に話すのです。
こんなとき、セラピストとして、
なぜ自信がないのか?
どんなことに自信がないのか?
聞くことは大切かと思います。
しかし、ここで、この「自信がない」という問題について、
セラピストが聞きすぎてしまうと、
ますます患者さんは自分の自信のなさに
意識がいってしまい、
モチベーションが下がってしまうということがあります。
そんなときは、
もし退院できたら何をしたいですか?
家に帰って最初にしたいことはなんですか?
退院して、ご家族にしてあげたいことはなんですか?
など、「退院したい」という
目標について質問をすると良いです。
目標をより明確に具体的にするような質問をすると、
患者さんの反応がポジティブに変わってきます。