少し先の未来を想像する | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

人と面談やカウンセリング、コーチングをする時など、

最初に「この時間でどのような状態を作りたいですか?」

と質問をするというやり方があります。


これは、カウンセリングを受ける前に、

カウンセリングが終わったときにどういう状態になっていたいのか?

ということをクライアントに考えてもらうというものです。


 
カウンセリングの時間というのは、

通常20分~1時間などいろいろな時間設定で行われますが、

少し先の未来のことをクライアントに考えてもらうというのは、

とても効果的です。

 


これは普段のリハビリ職者の臨床でも使えるやり方です。

リハビリや会議や勉強会など、様々な場面で使えるのではないでしょうか。



例えば20分のリハビリの前に患者さんに、

「リハビリの後、どんな風になっていたいですか?」

と聞いてみたり、


会議の前に参加者に

「会議終了時どんな気持ちになっていれば、いい会議だったと思えると思う?」

と聞いてみたり、

勉強会の前に、

「勉強会が終わったとき、どんな状態になっていれば、

この勉強会が役に立ったと思うと思う?」

と聞いてみるのです。


 
20分でも1時間でもちょっと先の未来を考えてもらうことで、

その人自身が、

じゃあどうやってその状態を作っていけるだろうか?

と考えることで、

その人自身の主体性が出てくるのです。



まずは自分自身からやってみるといいですね。
 
私自身は、

「今日どんな風に終えると、今日1日いい日だったと思えるだろうか?」

「今日どんな風に終えたら、今日はいい仕事ができたと思うだろうか?」

こんな質問を、自分自身にして、

モチベーションをあげて毎日取り組んでいます。