そこで働くOTはよく、
「スタッフの人間関係が悪くて、、、」
とか
「フロアの雰囲気が悪くて、、、」
とか
そういうことをよく言う。
そういうことをなんとかできないか?
そういうこともちゃんと考えて、
臨床上の課題として考えていきたい。
そんな考えがあって、
自分はコミュニケーションに関するセミナーをやっているんだけど、
あまりにそういう声が多いので、
なんだか、本当はそこに考えるべき対象者という存在がいるのにも関わらず、
それが軽視されているなと思う。
対象はそこにあるのだから、
もっと対象を見つめる。
対象についてよく考える。
そういうことをやっていきたいなと思う。
だって目の前に対象者さんがいるのだから、、、
鎌倉矩子先生が、
「作業療法は面白い」の中で書いていた事で、
すごく印象的な文章がある。
「臨床2年目の時に、ブルンストロームという理学療法士が
方麻痺の患者さんの回復にはある一定のパターンがある。
ということを、論文に発表していたのを見て、衝撃を受けた。
(後のブルンストロームステージのことである)
そうか!ちゃんと臨床で、対象者をじっと見ていたら、
わかることがあるんだ。
ちゃんと対象を見ることが大切だ。
それが、1人前の臨床家になるコツなのだ。と気づいた。」
とかそういう文章だった。
それ以来、鎌倉先生は、対象をちゃんと見ることを
大切にして、臨床、研究、教育とやってきた。
っていう話だったのだが、
私はこの本を読んで、
本当にこの言葉に感銘を受けた。
私の対象はなんなのか?
その事を常に問いかけながら臨床をしたいなと思う。
重度認知症患者デイケアに若い作業療法士が入職すると、
自分の仕事がなんだかわからなくなる。
そういう問題が起きている。
重度認知症患者デイケアは、
作業療法士は施設基準として配置されているだけで、
どのような仕事をするのか?
診療報酬上、規定されていない。
その中で、自分は何者だかわからなくなる。
そういうことみたいだ。
私は今この問題をなんとかしたいと思っていて、
若い作業療法士がやりがいを持って、
自分の対象はこれで、自分はこの仕事をしているんだって
思えるような現場を作っていきたいなって思っている。
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平成27年12月20日(日)
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