オムツの話と精神科って捉え方次第だなって思った話 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「オムツがなくなる度に、

毎回毎回オムツを持ってきてくださいといわれるのは大変です。

デイケアでオムツを用意してくれませんか?」


こんなことを言う家族もいるかもしれませんが、

私の働くデイケアでは、基本的にはオムツは家族に用意してもらっています。

オムツが無くなったら、利用者さんがデイケアに来るときに持ってきてもらうというスタイルです。


ちなみに病院では、オムツ代はすべて入院費に含む形にして、

すべて病院側で提供していました。

ですので、私が、病院勤務から、デイケア勤務に異動したとき、

「そうかデイケアではオムツは家族が用意するのか!」

と驚きました。



オムツを施設が用意して、その分家族にお金を払ってもらう形と、

オムツは常に家族が準備して、施設に届ける形。

どちらがいいか?

ということですが、

いろいろ考えるポイントはあると思います。


オムツを全部施設で用意してしまった方が、

お金はかかるけど、家族にとって楽になるかもしれません。

ただ、そうやって何でもかんでも施設が用意するようになると、

家族が本人に構わなくなる。関心を持たなくなる。

こんなことが起きることもあります。

入所型の施設ですと、

すべて施設側で用意すると、

入所させたままそのまま家族と連絡がとれなくなることもあるかもしれません。



うちは通所なので、

基本的にはそういうことはないのですが、

ただ、独り暮らしの方もいて、

デイケアとヘルパーとで暮らしている方もいらっしゃる。


それで、服とか、オムツとか、食事とか

すべてデイケアとヘルパーとで、

なんとかまわるようにしちゃうと、

もしかして、家族はお金さえ払えば、

あとはお任せってこともあるのかもしれない。




手がかからなくなれば、

手がかからなくなるほど、

ご家族がご本人に関わらなくなる。


だから、ちょっと手間や手がかかった方が、

家族がご本人に対して、意識がいく。

そういうこともあります。



もちろん。そうじゃないこともあるし、

介護者だって、仕事もあったり、

介護者自身が高齢だったり、

大変なこともあるから、

オムツを施設で用意してもらう方が良い。

ということもあるでしょう。




病院でもデイケアでも、

よく問題を起こしたり、

職員の手を焼いたり、

そういう方が、

よく職員の話題に登り、

結局みんなから好かれている。

そういうこともあります。



だから、手がかかるかからないっていうのは、

いい悪いじゃないなー

ってよく思います。

一概に手がかかるから悪い。

かからないから良い。

とは言えない。

捉え方次第ですね。


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