患者さん(もしくは、やる気を引き出したい対象となる人)の
理想的な状態を思い描くと、
やる気を引き出すコミュニケーションにつながるという話を書いています。
では、なぜ、
患者さんの理想的な状態を想像することが、
やる気を引き出すコミュニケーションにつながるのか?
人のやる気を引き出すというのは、
話を聴く側(つまりやる気を引き出そうとする側)の状態が、
かなり大きな影響を及ぼします。
あなたが、その患者さんに希望を持ってコミュニケーションをとっているのか?
それとも、
その患者さんの悪い所ばかり意識しながらコミュニケーションをとっているのか?
その違いは、大きな違いです。
この違いは、
人の良い所に気づけるか?
見落としてしまうか?
の違いを生み出しだします。
やる気を引き出すには、
やる気になるポイントを見つけ出す必要があります。
それは、それは、本当にちょっとした些細なポイントです。
日常でも、気づくか気付かないかくらいのちょっとした差異に気づく必要があるのです。
その微細なポイントに気づくには、
自分自身の中にポジティブで希望を持った状態を作っている必要があります。
あまりに微細なポイントですので、
引き出す側がネガティブな状態だと、
そのポイントに気づけないのです。
例えば、
いつもリハビリ中うつむいて、
促しがなければ、何も自分からやろうとしない患者さんがいたとします。
このような方をみて、
うーん。この人はやる気がないなあ。。。
とセラピストは困ったりするのですが、、、
こういう時。
この人のやる気を引き出すポイントは何か?
と考えてみます。
それは、、、
“促しがあれば、何かに取り組む”
ということです。
なーんだ。そんなことか!
そう思ったかもしれませんね。
だけど、
こういう単純なことでも、
セラピスト側が患者さんの問題ばかりに意識がいっていると、
その単純なことに気づけない。
ということが起こります。
まさに、
やる気を引き出す人がネガティブだとやる気を引き出せない。
ということなんですね。
もしそれに気づいたら、
「○○さんは、いつも、身体きつそうですけど、
私が、誘うと必ずやってくれるから偉いですよね。」
などのねぎらいの言葉がけができたりするわけです。
これは自分の状態をポジティブに保っていないとできないのです。
では、どのようにして、セラピストは自分自身をポジティブにするのか?
自分自身のやる気を保つ引き出す方法は何か?
ということになるわけですが、
セラピストが自分のやる気を高める方法としては、
自分自身の目標を明確にするということがあります。
例えば、
患者さんからリハの拒否を受けていて、自分自身のモチベーションが上がらない。
そんな時どうしたらいいか?
どうやって自分自身をコントロールしていけば、
自分のモチベーションを保ったままリハを続けることができるか?
その時に大切だと、私が考えるのは、
まず自分自身はこの方にどこまで求めるのか?
ということです。
自分自身が求める目標と、
この方の現状との間にギャップが大きすぎると
モチベーションが上がりません。
なので、まず自分はこの方とのリハでどこまで求めるのか?
そういう目標をもう一度明確にするとよいかと思います。
声かけにちょっとでも反応してくれればよい。
ちょっとでも身体を起こしてくれればよい。
ちょっとでも身体に触らせてもらえればよい。
など達成できそうな簡単な目標に落として、アプローチしていく。
それが、セラピストにとってもモチベーションを保ちつつ、
患者さんのためにもなるアプローチなのではないか?と思います。
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