患者さんの大変さに共感するのか、頑張っていることに共感するのか。 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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最近、相手の話を繰り返して、ラポール(信頼関係)を作るスキルであるバックトラッキングについてちょくちょく書いています。

バックトラッキングは、
ラポールをかけるだけでなく、
聴く側がどんな意図で話を聴くのか?

によって、バックトラッキングする言葉が変わってきます。



例えば、私が先日関わった患者さんとの会話です。


寝ている患者さんと、
リハビリに起こしに来たセラピスト

患者さん「自分でなんとか起き上がろうとしているんだけど、布団が重くて、寝返りができないんだよ。」


さて、こんな発言のあった場合。

みなさんならどんな言葉をバックトラッキングしますか?





正解があるわけではないですが、


患者さんの大変さに共感しようとするなら、

「布団が重くて起き上がれないんですね。」


と声かける事ができますし、


患者さんが頑張っていることに意識向けたければ、

「自分でなんとか起き上がろうと、頑張られているんですね」


と声かける事もできます。


前者ですと患者さんの”大変さ”に共感し、そこを意識するようなコミュニケーションになりますし、

後者ですと患者さんの”頑張っていること”を見つけそこを意識するようなコミュニケーションになります。


どちらが正解ということはありません。


時と場合によって使い分けできます。



ただセラピストがどのような意図で、その方に関わるか?によって、

その時バックトラッキングする言葉は変わってくるということです。


毎日の臨床で、ちょっと意識してみると、

良いと思います。

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