セラピスト自身の持っている「変わらない」という思い込みについて | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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先日、あるセラピストの方から、

「リハビリをすると、その時には、ポジティブになったり、良くなるんだけど、

リハビリの後は何も変わらない。良くならないんだけど、どうしたらいいですか?」

という質問をいただきました。


そこで私は、

『患者さんが「変わらない」ということは、

なぜ変わっていないとわかるのですか?』

という質問をしました。


患者さんが変わらない。

患者さんが変化しない。

患者さんが良くならない。


と、あなた(セラピスト)自身が、

なぜわかるのか?

なぜよくなっていないと思い込んでいるのか。


そのことを考えみるのです。


その方は本当に良くなっていないのでしょうか?


悪くなってばかりだとあなたが、

思い込んでいることもあるのではないでしょうか?

その質問をすると、その方は、ハッとした顔をしてくれました。



それは、つまり、

セラピスト自身が、

その患者さんを変わらない人。

良くならない人。

というように思い込んでいることが、

実は患者さんの良い変化に気づけなくなる。


そういうことです。


慢性期、維持期の患者さんとのリハビリでは、目に見えた効果が出ません。

なので、ついつい良くならないことばかりに、

セラピストの意識がいってしまうということがあります。



しかし、そのセラピストの思い込みが、

患者さんの良い変化を見えなくしている。

そういう可能性があるのです。



良くなっているとしたら、

何がよくなっているだろうか?

とこのような質問を自分自身にしながら、


患者さんと関わってみると、

今まで気づかなかった、

患者さんのよくなった所に気づくかもしれません。

そして大切なことは、少しでも良くなっていることにセラピストが気づいたら、

そこを患者さんにフィードバックするのです。

「以前よりここが良くなっていますね。」

こんな言葉かけ一つで、患者さんは、「これで良いのだ。」

ということがわかり、良くなっていることをさらに良くなるように、

意識を働かせていきます。





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