解決したいセラピストと解明したいセラピスト | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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最近、京極真先生の本を読んで、信念対立解明アプローチを勉強しています。

非常に面白いです。

まだ、全部は読んでおらず、安直な理解度なのですが、

この考え方が、臨床のコミュニケーション上のトラブルに役立つものだなということが、よくわかります。


読んでいて、最初に面白いなと思ったことは、

信念対立“解明”アプローチであるということ。

信念対立“解決”アプローチではないのです。


本では、解決ではなく、解明なのだということを強調して書いてあるのですが、

解決なのか?解明なのか?

ここを区別することにとても興味をひかれました。


解決というのは、「もつれていた物事にけりをつけたり、問題に結論を出したりすること」ということであり、

解明というのは、「わからない事柄を明らかにすること」ということです。


信念対立解明アプローチの面白いなと思ったところは、

解決ではなく、解明を大切にしているということ。

解決を急いで、なにかの解決策を出すより、

まずは、信念対立の構造がどうなっているのか?

よく解明するということです。

私このことを、目先の解決を図るより、

本質を見極めて、現象を解明し、本質的な理解を図ろうよ!

というメッセージなのではないかと、捉えました。



そして、

私が、この本を読んでいて、勝手に想像したことなのですが、

この世の中には、解決をしたいセラピストと、

解明をしたいセラピストの2種類いるのではないか?

そんなことを思いました。





解決をはかりたいセラピストは、
なるべくてっとり早く、誰でも簡単に物事を解決したいという傾向があるが、
その解決方法は場当たり的で長続きしないような問題点があると考えられます。


逆に、解明をはかりたいセラピストというのは、
問題解決のスピードよりも、本質を見極めて、
より根本的な問題解決をはかりたい傾向があるわけです。
その代わり、問題解決には時間がかかり、場合によっては問題の構造はわかるが解決しないという問題をはらむリスクもある。


両者の間にはこのような関係性がなりたつのではないかなと考えました。




そして、この解決したいセラピスト、解明したいセラピストという関係性は、

何かの問題に対して、

とにかくアドバイスをしたがる男性の悩み相談と、

ただ、話を聞いてもらえるだけでよい女性の悩み相談という、

男女の心のすれ違いにも似たものがあるのではないか?

という妄想に私の中では膨らみました。




私の家庭で妻との話しで、よくあるのですが、

妻ただ話を聞いてもらい、気持ちをわかってもらえればそれでいいと思っているのに、

男性の私はついつい聞かれたからにはアドバイスをしたいと思い、

傾聴より先に、アドバイスをして、喧嘩になるということがよくあります。




この関係と、解決を急ぐセラピストと、解明できればそれでよいとするセラピストの対立は似ているような気がしたのです。


解決を急ぐセラピストは男性的。

解明ができればよいとするセラピストは女性的。


そういうイメージです。




そんなことをあれこれ妄想が膨らんだ一冊です。

面白いです。

もう少し信念対立アプローチを本読んで学んでみたいと思います。

もうしばらくしたら、NLPの考え方であるビリーフチェンジの手法と、

京極先生のいう信念対立解明術との相違点などについて、

書ければ面白いかな~って思っています。


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