3月前半に読んだ本 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

3月に入ってからも1日1冊ペースにて本の紹介をfacebookにてしております。



【3月前半の本】


3/1
【平野友郎 走りながら考える仕事術!】

メルマガコンサルタントの平野さんの本。

こういう本を読むと、例えニッチな市場でも、自分の仕事を絞り込んで、長く続ける。アウトプットしつづける。やったことの効果検証をし続けることの大切さを感じます。

自分も、【リハビリ】【コミュニケーション】という分野でどこまで、長く続ける事ができるか。。

自分も頑張ろうと思った一冊です。


先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術!/日本実業出版社
¥1,470
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3/2
【傳田光洋 第三の脳】
皮膚についての本。
我々人間にとって、外界と自己との境界線である皮膚。

皮膚には、感度があり、皮膚自体がものを判断したり、考えたり、発信したり、そういう力を持っている。
そういうことが書いてある本でした。


皮膚が考えるなんて面白い!

人体の秘密に興味が湧きました!

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界/朝日出版社
¥1,575
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3/3

【中村喜久夫 すごい講師の伝え方】
自分の講師力を上げたいと思い購入。

滑舌の悪さ、早口、方言などの話し方の悪いクセを無くそうと無理に治そうとせずに、開き直ってスライド、資料などツールで、補ってもいい。

あまり気にしすぎて、自分の調子がでなくなる方が問題だ。と書いてあって、興味深かった。

そして、心強かった。

すごい講師の伝え方/TAC出版
¥1,365
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3/4
【わたしがもういちど看護師長をするなら 坂本すが】

看護師の妻が、一時期「看護ってなんだろう。。?」って悩んでいて、そのころに妻が買ってきた本です。


本棚にあったので、気になって自分も読んでみました。

著者は日本看護協会の会長で、もともとは、NTT東日本東京病院の看護部長だった人。

この本には看護業界における、
リーダーシップとは何か?
チームマネジメントとは何か?

ということが書いてあり、非常に勉強になる。

まあ、いろんなコツが書いてあるんですが、

一番印象に残ったのは、
リーダーというのは、直接看護業務をするのではなく、
働くみんないかに楽に働くことができるか?を考えて業務改善に徹する。
ってなことが書いてあり、これは肝に命じておこうと思いました。

それからもう一つ面白かったのは、所々ドラッカーのマネジメント論が引用されているところです。

ドラッカーのマネジメントは購入したのですが、なかなか読めずにいましたが、
ドラッカーの考えを看護の現場でいかに使うかということが、わかりやすく書いてあり、勉強になります。



わたしがもういちど看護師長をするなら/医学書院
¥1,575
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3/5
【7割は課長にさえなれません。城繁幸】

こういう本を読むと日本という国が、今までのパラダイムでは、やっていけなくなっているということがよくわかる。

親の世代で当たり前だったことが、今や当たり前ではなくなっている。

世の中というものは、そういうものなのだと、知らなくてはならない。

だからこそ、この落ち目になっている日本で、悲観的になったり、後ろ向きになるのではなく、
常に自分は何ができるか?そう考えながら前向き生きていくしかないなあ~と

そんなことを感じた本でした。



7割は課長にさえなれません (PHP新書)/PHP研究所
¥735
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3/6
【介護保険は老いを守れるか 沖藤典子】

介護保険の事は、私のような、リハビリの現場で働いている人間にとってもっと知るべきなのであろうが、まだまだわかっていないことが多く、学びたいと思い読んだ。


興味深かったのは、ホームヘルパーの散歩同行についての話。

介護報酬改定で、ホームヘルパーの散歩同行、外出支援は禁止とされた事があったそうなのだが、そのくだりである。

散歩は健康維持、閉じこもり防止に良いので、ホームヘルパーはやりたいが、各自治体が給付適正化のために、
訪問介護は、基本的に家の中でのサービスに限るとした。という話。


散歩って、健康に良いと思うけど、
お役所的にみたら、入浴介助、食事介助など、そういった生活に本当に密着した行為の介助に比べて、分かりづらいんだろうなと考えました。

自分は作業療法士として、こういうパッとした効果や結果はわかりづらいけど、
健康のためになる気晴らし的な作業の意義を示していく必要があるんだろうなということを、思った。


介護保険は老いを守るか (岩波新書)/岩波書店
¥840
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3/7
【専門医が答えるQ&A統合失調症 春日武彦】
一般向けに書かれた統合失調症の本で、知識の復習。患者さんにどう伝えるか。などの観点で読みました。

結婚出産したいと言ってきたら、どうするか?
死んではいけないと伝えるには、どうするのか?
昼夜逆転をどうしたらいいのか?
デイケアや作業所へ通う意味は?
など、私も自分の現場で、どう伝えるか。困ることについて、丁寧に書いてあります。

こういう一般書も勉強になるなあと思い読みました。

専門医が答えるQ&A 統合失調症/主婦の友社
¥1,470
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3/8
【よくわかる最新医学アルツハイマー病認知症(痴呆症)吉岡充】
一般向けに書かれた認知症についての本。

こういう一般向けの本は、わかりやすく説明するには、どうしたらいいのか?というところでとても勉強になる。

その一方で、認知症の作業療法とは、どういったものなのか?それにつきては、まだうまく表現されていないように感じた。
音楽がいいですよ。
アートセラピーがいいですよ。
デイサービスがいいですよ。
というような説明はあるのだが、
作業療法という概念の説明はなく、

まだまだこの領域は発展の可能性が残されているなと思う。

認知症の作業療法の役割をもっと一般に広めていくために、自分は何ができるか?
頑張りたいなと思った本でした。

新版 認知症・アルツハイマー病 (よくわかる最新医学)/主婦の友社
¥1,575
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3/9
【自分の心を絶対にやる気にさせる心理術 ゆうきゆう】
積極的先送りっていう概念を初めて知り、しょっくでした!

アメリカの心理学者であるチョイ・チューらによると、200人以上の大学生を対象とした行動パターンと性格の関係の調査によると、
自信に満ち溢れて、勉強への集中力が高く、時間を有効に使っている人ほど、
「active procrastination」 積極的先送り、
積極的遅延を、使うことが多い。

そうなんです。


ギリギリになってから、追い込んでやるっていうのは、

今まであまりよくないことなのかと思っていましたが、案外そうでもないようです。

ギリギリまで遊んで、

期限が近づいたら、一気に集中力を高めて、一気に片付ける。

これくらいの人の方が時間を有効に使い、自信が高いそうです。



この発想は今まで無かった。

そうか、あまり焦って、早くから手をつけてだらだらやるより、
ある程度期間を決めて集中するのかなと思いました。

いままでの仕事やセミナー準備のやり方。見直してみようかと思います。

相手の心を絶対に離さない心理術―心理戦を勝ち抜くスーパーメソッド21/海竜社
¥1,470
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3/10
【考えない練習 小池龍之介】

考えるな、感じるんだということ。

頭で考えるんじゃなくて、
今ここ、感じることの大切さ。
そういうことが書いてある。

しかし、そう思うと、ブルースリーが燃えよドラゴンで言っていた『考えるんじゃない。感じるんだ。』はつくづく名言だなと思います。

考えない練習 (小学館文庫)/小学館
¥580
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3/11
【起きていることはすべて正しい 勝間和代】

私の読んだ勝間さんの本3冊目。
勝間さんの本は、とにかくブックオフで大量に100円で売ってるので、手に入れやすいです。

この本で、勉強になったのは、
妬むじゃなくて、
分析しろっこと。
です。


さおだけ屋はなぜ潰れないのか?の山田真哉さんがブレイクした時、
なんであんな人が売れたんだと、妬むのではなく、

売れた理由を徹底的に分析したところ、自分も売れるコツがわかった!
的なことが書いてありたいそう感心しました。


自分よりうまくいってる人がいたら妬むのではなく分析する。

とても大切な教訓で、ぜひ取り入れたいって思いました!

起きていることはすべて正しい/ダイヤモンド社
¥価格不明
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3/12
【ニーズを聞くな!体験を売れ!藤村正宏】

物の売り方の本。

世の中には、
本質的に「良い」ことよりも、「良さそう」と思われることの方が、
大切な事がある。

そんな事を強く思った一冊。


人は物を買う前には、

買ったらどうなるのか?

ということは、

絶対に体験出来ない。


だからこそ

ありありと想像させるしかないのだ。


こういう感覚って

医療人は弱いのかもしれない。


効果がありそうに患者さんを期待させといて、
その通りにならなければ、
訴訟問題になる危険性もあるからだ。

だけど、良くなりそうって少しは期待させないと、
患者さんは、治療やリハビリを受けてくれない。


だから、そのバランスが大切だなと思う。

さらにこの本は、

顧客から何が欲しいかと、ニーズを聴くのではなく、
自分から価値を提供しろ。
サプライズをしろ。
と書いてある。

よくお客様の欲しがるものを与えるんじゃダメですよ。お客様の想像を越えるものを提供するんでよ。という言葉を聞いたことありますが、

リハビリの世界も、
患者さんの想像を越える価値を提供すると、
期待させられるか?

こういう事が、求めらてくるのかもしれないなーと読みながら思いました。

2時間でわかる!「ニーズ」を聞くな!「体験」を売れ!―エクスペリエンス・マーケティングでお客に.../オーエス出版
¥1,365
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3/13
【ツレがうつになりまして 細川 貂々】

これは本当に読みやすい。
そしてわかりやすい。
面白い。
なんで売れたのかよく分かる。

こういう本読んで、
当事者の視点。
当事者のご家族の視点。
を取り入れておくと、
患者さんに共感できることが多くなります。

あと、病気はあるけど、明るく生きようっていう前向きなメッセージが伝わってくるのが、良い本だなと思います。



当事者の視点で読むと、うつ病というのが、忙しくて過剰な成果を求めらる現代社会特有の疾患なのだろうか?と考えさせられます。

疫学的にはわかりませんが、当事者の視点ではそのように感じさせられる。そんな本でした。


ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)/幻冬舎
¥480
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3/14
【病院で死ぬということ 山崎章郎】

この本は、深い本だ。

医者である作者が、

キュブラーロスの「死ぬ瞬間」を、読んだ時、
今まで医者として、“そういうものなのだ“と思いこもうとしていた、死にゆく人々の命を1分1秒でも多く伸ばすという事が正しいとされていたこと。

その価値観について、
全身の血が逆流するかのような勢いで、パラダイムシフトが起こった!
とか書いてあってこの辺が面白いと思った。

この本を読みつつ自分はどんな死を、迎えたいんだろう?と少し想像し、

幸せな死とはなんだろうか?って考えた1冊。



病院で死ぬということ (文春文庫)/文藝春秋
¥530
Amazon.co.jp





3/15
【ママ、さようなら。ありがとう 天使になった赤ちゃんからのメッセージ 池川明】

胎内記憶の研究をしている産科医の書いた流産や死産についての本です。

この本は少しスピリチュアルな、要素のある本で、赤ちゃんには産まれる前から、意識があって、産まれる前の事も覚えているという話があり、
とても興味深いです。


ただこの本に一貫して書いてあるメッセージは、流産は悪いことでも、不幸なことでもなく、
何かのメッセージを赤ちゃんは伝えてくれているんだよということ。

うーん。考えさせられました。





ママ、さよなら。ありがとう 天使になった赤ちゃんからのメッセージ/二見書房
¥価格不明
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以上15日で15冊紹介いたしました。


フォトリーディングを覚えてから、本当に本をよく読み、本と接する時間が増えました。



本を読むというのは、ただ知識を付けるという事だけでなく、

その事によって自分の発想が広がったり、

それについての話題が人と弾んだりするのが、

自分にとって一番楽しい作業です。






☆セミナー情報

3月21日(金・祝)やる気を引き出すNLPコミュニケーション術セミナー
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4月6日皮膚感覚とNLPを用いた臨床力アップセミナー

皮膚感覚とNLP.JPG


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