治療家としての不全感を患者さんに投影してはいけない | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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セラピストとしての不全感を患者さんに投影してはいけないなと最近よく思います。


セラピストとしてやっていると、自然と「患者さんの役に立ちたい。」
「患者さんからありがとうと言われたい。」
「患者さんから頼りにされたい。」
このような感情が沸いてきます。


この感情はセラピストとして、正常な反応だと思いますが、思いが過剰になりすぎると、患者さんをセラピストに依存させるなどの危険性があると思います。




本当はセラピストなんか必要ない状態を患者さんにつくる事が大切なのです。

しかし、ついついその前提をセラピストは忘れてしまいがちです。





人は助けられれば助けられるほど、自分の力を発揮できなくなるという事もあります。


ただ多く人のためになる事をすると良いというものでもないのかもしれません。


ある程度、その人から自分の力が出てくる事をじっと待つという姿勢も大切なんだろうなと思います。


本当の意味での人の自立を支援できるようなセラピストになりたいと思う今日この頃です。