あくなき幸せの探究と人類の進化について | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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日曜日に、祖父母に会いました。

久しぶりに私の祖母と話したのですが、
彼女は「もうしんどい。生きているのもしんどい。早く死にたい。」ってな事を言っていました。


彼女は今年88歳なのですが、
このような早く死にたいという発言を、70歳くらいの頃からずっとしていたように思います。

私はおばあちゃん子だった事もあって、昔から彼女の話をよく聞いていました。


私がもの心ついた頃から、
彼女はずっと、「早く死にたい。生きるのはしんどい。苦労する。」と言っていたように思います。




彼女の話を若い頃からの話をじっくり聞くと、

若い頃は戦争があって、自分は偉い人間になりたくてかなり努力して、苦労した。

結婚してからは物が無くて苦労した。

貧乏だったけど二人の子供を大学に出すのに、苦労した。

歳をとってからも、思ったようにならなくて苦労した。


そんな風に話します。


彼女の中では、「生きる事=苦労する事」なんだろうなと思います。




こういうのってNLPの言葉ではビリーフっていいます。

生きる事と苦労する事っいうのは、本来別の意味を持つものなのですが、彼女の世界の中では、イコールで結びつけられているのです。


そのビリーフが彼女の生きづらさを助長してるのかなと思います。


そして、私はこの彼女の「生きているのがしんどい。苦労だ。早く死にたい。」という発言を聞くたびに思う事があります。


それは、私がこの世に生まれてきた意味というのは、
この彼女のビリーフに代わる、新しい自分のビリーフを作ることなんだろうなという事です。



つまり「生きる事=苦労する事」に代わる新しいビリーフ。

それは、「生きる事=楽しい事」かもしれないし、
「生きる事=素晴らしい事」かもしれない。
何かはわかりませんが、
とにかくもっともっとよりよく生きるために、世代を越えて、新しいビリーフを作るために自分は生まれて来たのだろうなと思うのです。




ところで、私は、人は進化する生き物だと考えています。


人は進化する生き物であるというのであれば、

親より私の方が進化している事になるだろうし、私よりも私の子供の方が進化するという事になります。

(私にはまだ子供はいませんが・・・)


そんな事を考えると、私は祖母よりも自分の方が幸せなだと感じられる人生を歩みたい!そう思うのです。

大げさな話ですが、祖父母や両親よりも、幸せと感じられる人生を歩む事。それが人類の進化につながるのではないかと私は考えています。





私が作業療法士という人の人生に関わる仕事を選んだ事ももとはと言えば、人の支援を通じて自分の幸せってなんだろう?という事を探究してみたかったからです。

またNLPを学んでいるのも、自分の幸せについてもっともっと探究してみたいと思ったからです。


幸せって何か?
人生とは何か?
そんな事を自分は探究し続けていきたい。





そんな事を祖母と話すといつも思うのでした。


私にも子供や孫ができた時には、「幸せってこんなもんだ。」「人生ってこんなものだ。」と語るのかもしれません。

それを聞いた私の子供や孫が、もっと生きやすい、もっと優れた、人生や幸せの定義をしてくれればいいなと、そんな事を思う今日この頃です。



まあそんな日が来るためにも、まずは自分にとっての幸せを探究し続けていこうと思います。