人を治している感覚ってありますか? | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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私は作業療法士という仕事をしています。


作業療法士って英語でいうと、オキュペーショナルセラピストっていうんですが、

セラピストと名前がつくわりには自分には「人を治している感覚」ってないなぁーとよく思います。



セラピストって言葉だけとると、人を治す人っていうイメージがありますが、自分にはオキュペーショナルセラピストと名乗っておきながら、人を治しているっていう感覚は無い。



自分が対象としている患者さんの影響もあるんだと思います。




私の仕事のメインは認知症の患者さんと歌ったり、体操したり、昔話したり、料理作ったり、そういう感じなので、

私はこれで認知症を治しています!とは、胸を張って言える感じではないなと思います。

人を治している感覚がないからといって、自分の仕事に自信が持てなかったり、不甲斐なさを感じたりとかそういう事はないのですが、

人を治している感覚というよりは、人に寄り添っている感覚に近いです。





人に寄り添って安心感のあるフィールドを作り上げていると、人は自然と元気になる。
精神科で臨床をしていて私はそういう事をたくさん経験しました。

セラピスト自ら、私が治しますっとガンガン前に出ていくというより、横でじっと見守っていると人は自分の本来の力を発揮して、勝手に自分から良くなっていく。
そういった経験をたくさん出来たのがこの仕事していて良かった事だなと思います。






まあそんなわけで、私の思っているセラピストのイメージってそんな感じです。


他の療法士の方はどうなのですかね?


セラピストっていう言葉にどういう意味づけをして、自分の事をセラピストって名乗っていますか?

「人を治す人?」


「人を支援する人?」


「人に寄り添っている人?」

多分どういう人を対象にして、セラピストって名乗るかによっても、違うと思うんですよね。


みなさん。どんな感じでしょう・・・?

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