「感動」_感情の波数スペクトル
(その22)
「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)
感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)
その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。
ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。
感情の波数スペクトル第22回目は「感動」です。
「感動」の感情表現例:
「妙なことに、小二郎は理由なく感動した。」
(『風光る丘』小沼丹 1918年9月9日生まれ、波数1+9+9→1)
「恐ろしい情熱が、なんと言っていいかわからぬ力で、あの人を感動させていることがわかったのです。」
(『天の夕顔』中河与一 1897年2月28日生まれ、波数7+2+1→1)
「その刹那、彼は心の奥底から揺り動かされるような感動を感じて微笑する。」
(『永遠なる序章』椎名麟三 1911年10月1日生まれ、波数3+1+1→5)
「私は青年の親切に感動し、涙が出て困った。とめようと思っても、あとからあとから涙がわき出て来るのだった。」
(『医療費』網野菊 1900年1月16日生まれ、波数1+1+7→9)
・・・
これらから集計すると波数分布は下図のようになります。
「感動」の波数スペクトル
「感動」という感情は、波数1を強くもつ人が測定(観測)しやすく波数8を強くもつ人は測定(観測)しにくい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.05)。
脳科学的には、感動しているときドーパミンの分泌が活性化されていることがしられています。ドーパミンは波数1の神経伝達物質です。
また、アドレナリンが分泌されているときは、興奮はしていますが感動にはなっていないこともしられています。アドレナリン神経のような交感神経の興奮がおさまり副交感神経に切り替わるとき感涙のような感動が起きるのです。そのアドレナリンは波数8の神経伝達物質です。
波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。
文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4
(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003
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