空き地のスピン系エントロピー(その5)

 

 

 郊外の高圧送電線沿いの住宅街に、いつもテレビか何かの大きな音が脇の道路にまで聞こえてくるお宅がありました。耳が遠くなったお年寄りが住んでいるのか廻りへのいやがらせアピールなのか、スピン系エントロピーとコミュニティの平和との関係も研究している当方としては関心をもって近くを通るたびに注目していた場所です。

 ところが半年ほど前急に静かになり、その状態が続いたので、入院でもされたのかと思っていましたら、つい最近(2024年2月)、完全に空き地になっていました。

 時期が時期なのでコロナなども考えられますが5Gの進出時期とも重なるので、スピン系エントロピーの増大に伴う変化の可能性もあります。

 大きな音が聞こえていた時のお宅を撮ってありましたのでその時(2021年6月)と、空き地になった現在のスピン系エントロピーを比較してみました。

 まず、この場所付近の磁流ライン配置は下図のようです。主要ラインは副交感神経側のライン(赤)と交感神経側のライン(青)いずれも来ていませんので、電磁波の影響でスピン系エントロピーが増大しやすい場所といえます。



空き地になった元住宅(黄○)付近の磁流ライン配置

 2021年6月時点、大きな音を流していたその時のお宅の写真画像からスピン系エントロピーを測定してみるとスピン系エントロピー値の変動が激しく、典型的な悪いアクシオン様場が混入している状況が得られ、60回測定平均で1824.2、最大値で7213.6というデータでした。

 2024年2月、空き地になってからの測定では60回測定平均で1489.0、最大値で4444.9という結果でした。平均値1489.0は低くはないですがよくあるごく普通の値です。

 

 この場所で現在の電磁場環境を測定してみると「電磁波測定器」(Tenmars TM-190、4G用)で、磁界が1.64mG、電界強度が17V/m、高周波が1.1μW/m2という結果でした。5Gを含むWi-Fiの波源は~16個までと激しく入れ替わっていました。この値だとスピン系エントロピーの平均値1489.0はむしろ低いと言えます。

 最初、5Gの進出に伴ってのスピン系エントロピーの増大を予測していましたので、想定外の結果です。大きな音が外部に流れていた時期で既にスピン系エントロピーが高く、家ごと撤去されると低くなったのです。

 どういうことか?この場所は近くに高圧送電線が通っていますので、そのことでスピン系エントロピーが高めであったことは考えられます。そこにテレビや音響機器の使いっぱなしによる電磁波が加わって、それだけでこのお宅の中で多重連結な電磁場が出来上がり、静かな住宅街としては非常に高いスピン系エントロピーになっていたということは考えられます。そのためこのお宅の方が健康を害していたことは言えそうです。


 ところがそこに5Gなどの人工電磁波も進出して多重連結性が大きくなり、さらに様態が悪くなりもしかすると入院そして亡くなられたかもしれない、そんなストーリーが成り立ちそうです。

 そうだとすると、家ごとの撤去によって、テレビや音響機器の使いっぱなしによる電磁波の分、多重連結性が引いたので、スピン系エントロピーは逆に低くなった、つまりこのお宅自体がスピン系エントロピーを高めていた、ということが考えられます。

 このケースは人工電磁波の害の問題に教訓を示していると受け取れます。つまり電磁波源の多重性が問題なので、5Gが進出してきたとしても、それとは別の電磁波源を使わないようにすれば、それだけでは直ちに健康を害することにはならない、ということです。Wi-Fiの周波数と電子レンジや音響機器にも使われているbluetoothの周波数はほとんど同じなので、家の外から高圧送電線や、5G、Wi-Fiの電磁波が迫っているとしても、家の中からは出来るだけ人工電磁波を出さないようにすれば、健康でいられる、ということになります。ただ、なんでもスマホの現在、難しいのですが。 

 

 

◎人工電磁波の背景にある磁流配置を整えてスピン系エントロピーを下げる装置:

 

 

 

 

◎スピン系エントロピーの測定をしてみませんか?測定には現物や現場である必要はなく、気になるグッズやその場所の、写真(=画像データ)をお送りいただければ、当方開発の検出方式によって、画像データからグッズやその場のスピン系エントロピー値を正確に得ることができます:

 

 

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