「嫌悪」_感情の波数スペクトル

(その13)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第13回目は「嫌悪」です。

「嫌悪」の感情表現例:


「それはあたかも目に見えない毒物のように、生理的な作用さえも及ぼして来る、最もえがたい種類の嫌悪であった。」
(『枯野抄』芥川龍之介 1892年3月1日生まれ、波数2+3+1→

 

「人格の反射から来るその人に対しての嫌悪の情も禁ずることが出来なかった。」
(『道草』夏目漱石 1867年2月9日生まれ、波数4+2+9→

 

「胸に底潮のような(中略)嫌悪の湧き起る」
(『伸子』宮本百合子 1899年2月13日生まれ、波数9+2+4→

 

「それを聞くと私はなにか痛いところに触られた気がした。たしかに私はひどく焦立っている。ただひと通りの不快ではなくて行きすぎた嫌悪が私の気持のなかに蟠(わだかま)っているのが感じられた。」
(『結婚の生態』石川達三 1905年7月2日生まれ、波数+7+2→

 

「じぶんもそのひとりだと反省して、自己嫌悪の情がわく。」
(『屁』新美南吉 1913年7月30日生まれ、波数5+7+3→

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


嫌悪」の波数スペクトル

 嫌悪」という感情は、波数6を強くもつ人が測定(観測)しやすい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.00)。

 

 脳科学的にはオレキシン神経の興奮が嫌悪を増長するといわれていますが、そのオレキシンは波数6の神経伝達物質です。

 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

 

 

◎不平等に対する嫌悪感など肯定的な嫌悪もありますが過ぎると健全な意識から外れます。また、自己嫌悪も過ぎると自尊感情、自己肯定感の否定という問題になります。こうした波数6の意識の問題に適しているのが「磁流シリーズ」です:

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

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