【注釈】
*1 :設計思想のことをアーキテクチャと......
コンピュータ用語の「アーキテクチャ」は、実は建築用語からの借り物らしく、本来的な意味だと「建築様式」になってしまうらしいです。よりによって"様式"が導かれてしまうところが、皮肉なものですね。ゆえに、この辺りの説明を英語に翻訳すると何言っているのか解らない毒電波な記述になってしまいそうですが、当面は日本オリジナルなので、いいとしましょう。
*2 : 日本ではタカラトミーが発売元 このあたりは、細々と説明するよりも、公式サイトを見た方がいいでしょう。詳しくはこちら(http://www.takaratomy.co.jp/products/monopoly/
)をみてください。 なお、後述する『人生ゲーム』も、同じ会社の製品です。URLは、こちら(http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei/
)になります。さまざまなバージョンが紹介され、またマスのひとつひとつを見ていくこともできるため、一見の価値ありです。
*3 同じゲームモデルを採用したさまざまな製品が存在 例えば、タカラ『億万長者ゲーム』。このゲームの特徴は、権利を設定できる地名コマによる周回路以外に、「資金稼ぎゾーン」という小さなサークルがあります。スタートから資金が一定額に達するまではこちらを回る必要があり、またそれ以降も必要感に応じて周回していくことができます。地名は世界都市で、ニューヨーク・ロンドン・パリ・東京・モスクワが世界5大都市という扱いでした。 他、日本版がエポック社から発売されていた『ペトロポリス』。地名が産油国に、家が油井になっています(ボードそのもののデザインももちろん異なります)。つまり、国際石油資本をモチーフにしたゲームということですが、特段の斬新さはなかったように記憶しています。 なお、ボードゲームである以上、実際にどういうルールで遊ぶのかは参加するプレイヤーの合意に任されているといえますね。『はなやまのバンカース』を子供の頃に遊んだときの記憶では、プレイヤー間の取引はなかったように思いますし、家を建てるのも土地ごとにできたように記憶していますが、私の友人宅でのみ通用したローカルルールなのかも知れません。現在、復刻版がアマゾンで購入できますので、確認できなくはないのですが。
*4 :経済という題材があり、それをモデル化している 『モノポリー』には、「マフィアのしのぎをゲーム化している」という説もあります。土地がいちいち権利金で売り買いされ、そこに立ち寄っただけでレンタル料を取られるのも、ようはストリートごとに縄張りがあって、みかじめ料を取り立てているということ。鉄道会社と公共会社は、さしずめ企業舎弟でしょうか。