―出雲の神話―

 「性」という字はりっしん辺()にきると書く。人間である以上避けて通れないテーマである。年をとったからと言って無関心になって良い話ではない。


性(セックス)をテーマにするに当たって、古来のメルヘン(お伽噺)から照会する。


昔々、この地上に生きる動物たちの子孫存続のため、出雲の八百万(やおよろず)の神様たちが相談して全ての動物を召集した。出雲の地に、生けとし生ける動物の代表が大集結した。


動物たちは呼ばれた順に、神様から子孫繁栄の営みの時期・回数を告げられた。その中には人間もいた。


順が回り、鼠の番になった。小さな鼠を見て神様はいとおしげに言った。


「お前たちは小さいから、いつでも良い」


それを聞いた鼠は大喜びで帰った。鼠の次は馬だった。神様は馬を見ておごそかに言った。


「お前たちは大きいから、年に2回にする」


それを聞いた馬は言った。


「あんな小さな鼠がいつでもいいのに不公平だ」と抗議した。


再三の抗議にも関わらず、神様は決定を覆さなかったために、馬は怒り狂って神様を力まかせに蹴飛ばした。


馬の次は人間だった。馬に蹴られて、体中痛くてしょうがない神様は煩わしげに言った。


「人間か、お前たちはどうでも良い、自分たちで勝手に決めろ」


人間の代表は大喜びで帰り、お告げを心配して待っていたみんなと相談して自分たちが良いように決めたという。 どんとはれ!




―二世代居住は独立性を保てー


結婚して子供ができ子育てから子供の独り立ちした後、夫婦二人暮しが現在の家族の標準的なライフサイクルだ。

〈住まいへの提案〉

1、世帯の独立性が高い分離型の住まいでも、内部に通用扉を設置して世帯間の交流をはかる。

2、生活経験の長い親世帯は、愛着の深い品も多くなりがちなので、収納スペースは両世帯とも十分に確保する。

3、子世帯が二階に住む場合、深夜の帰宅などで親世帯の迷惑にならないように階段位置を工夫する。階上と階下の防音を完全にする。

4、二階も快適にすごせるよう、天井の断熱には特に注意する。

5、高齢者が安全・快適に暮らせるよう、設計・設備面で工夫する。

6、家族みんなが快適に安心して住み続けられるよう、住宅の構造には高い信頼性を要求する。

7、家族の人数が多い二世帯住宅は、例えば子供の成長など暮らしの変化要因も多く、将来の変化に柔軟に対応できるようにする。

〈間取りの考え方〉

二世帯住宅には、親世帯ゾーン、子世帯ゾーン、共用ゾーンと、三つのゾーンがある。このゾーン計画がうまくいかないと、せっかく生活を分けたつもりでも、いつも顔を合わせたりすることになる。

ふたつの家族が快適に同居するためには、親子がお互いのゾーンを通らないで共用ゾーンへ行き来できる動線を考える。

親子同居住宅では、両世帯のコミュニケーションという面が見逃されがちで、住まいの形だけが重視され問題が生じる場合がある。

より快適に楽しく親子で暮らすには、希望する交流の形にピッタリ合った間取りを作ることが大切になる。

なごやかな暮らしを重視したい家庭には共用スペースの多いプラン、生活を完全に分けたうえで交流をと考える家族には分離度の高いプランが適する。自分たちの交流の仕方をあらかじめ十分話し合うことが大切になる。

二世帯住宅の基本型には次のタイプが考えられる。

親世帯にくつろぎの場を設ける。休憩スペース分離型〉

基本的に食事は一緒にとり、ときには世帯ごとのだんらんを楽しむタイプ。玄関、メインLDK、サニタリーなど基本的な生活スペースを共用しながら、二世帯なごやかに暮らす。日常の生活リズムの違いや世代差をカバーするために、親世帯スペースに補助生活機能をプラスしてくつろぎの場を確保する。

親世帯の来客への対応に気兼ねがいらない間取りを考慮する。高齢になるにしたがって、友人との交流は大切な意味を持ってくる。

〈世帯別だんらん確保型〉

基本的に食事を一緒にとり、ときには世帯ごとのだんらんを楽しむタイプ。玄関、メインLDK、サニタリーなど基本的な生活スペースは両世帯が共用する。なごやかな暮らしの中にも、それぞれの世帯の憩いの場を重視し、夜遅くなりがちな子世帯だけで簡単な食事がとれ、だんらんも楽しめるよう、子世帯スペースにサブ的なダイニングキッチンを設置する。



〈プラスα確保型〉

世帯ごとに完全に独立した生活をおくり、そのうえでプラスαの第3の空間で自然なふれあいを保つタイプ。界壁を設け、玄関をはじめすべての設備を二世帯分確保する。

完全に独立した生活を楽しみながら、両世帯の接点にオーディオルームやホビールームなど多目的に使えるプラスαルームを設けて、家族みんなで気がねなく利用し、自然な交流をはかる。

いずれの場合も、家事ゾーン近くに通用扉を設置し、将来老親の介護などに備えて家の内部で行き来できるよう、あらかじめ配慮しておく。




団塊世代の皆さん男っぷりを上げよう!           老害にならない“男の美学”



―子供との同居は納得するまで話し合え(続き)


〈快適な同居のための8つのノウハウ〉



同居の動機は色々あるだろうが、同居の相手が息子夫婦と娘夫婦の場合で微妙に違うこと認識しなければならない。


1、世帯間の独立性を尊重

息子夫婦同居

対外的にはひとつの家族に見えても、生活のうえでは独立した世帯であるという心構えが必要。日中接触の多いふたりの主婦の交流と独立のバランスがポイントになるので、それぞれにくつろぎのスペースを設けるなど、空間的な工夫が大切である。

娘夫婦同居

日中の母娘の交流は、ほとんど問題がない。夜や休日など、子世帯主人の在宅時の過ごし方に工夫が必要。表札、玄関の位置、電話など、社会と接する場面では、名字も違う別の世帯であることを強調する。


2、互いに相手の生活文化を認める

息子夫婦同居

育った環境の違いは、日常の生活の中で現れる。家事のやり方、行儀作法などの違いは、日常文化の担い手である女性にありがち。子世帯主婦の文化を認めるなど、お互いの思いやりが大切になる。

娘夫婦同居

育った環境が違うのは、子世帯の主人。家庭での文化は女性主導型になりやすく、ときには子世帯主人の文化を無視しがちになる。食事内容や地域などとのつきあいの仕方など、子世帯主人の好みや考え方を取り入れて、新しい生活文化を築く努力が必要になる。



3、来客が来やすい環境を創る

息子夫婦同居

二世帯同居では、主も客も他方の世帯に気をつかう。茶話スペースなどを設け、子世帯主婦の肉親や友人が訪れやすい環境を創る。また、親世帯の老後の生き甲斐のためにも、気軽に同居両親のお客が訪問できる環境が必要。

娘夫婦同居

社会に出て働いている男性は、対外的に独立した家庭を営みたいと考えている。例えば応接スペースなど独立性の高い生活環境を創り、子世帯主人の肉親、同僚、友人が来やすい雰囲気を創る。



4、キーマンは両世帯の潤滑油になる

息子夫婦同居

キーマンは子世帯主人。文化の違う親世帯と子世帯主婦の円滑な交流のために努力する。双方の意見を十分に尊重し、両世帯の話し合いの場を作って、お互いの理解のもとに生活を楽しむ。

娘夫婦同居

キーマンは子世帯主婦。文化の違いが現れやすい食事、伝統行事、つきあいなどに、子世帯主人の意向を反映するよう努める。お互いの意見を尊重し、子世帯主人が孤立しないよう配慮する。



5、経費の負担は明確にする

息子夫婦同居

基本的な収入源の多くは男性が主導権を持っているので、親世帯の経済力が子世帯におよんでも、親子の話し合いで解決することができる。日常経費を女性がまかされた場合、家計簿などで収支を明確にしておく。

娘夫婦同居

息子夫婦同居の場合は、親世帯の経済力が子世帯に及んだり、日常の家計費などが曖昧になりがちなので、甘え合わないように心がける。冠婚葬祭などの特別経費や高額の買い物は、子世帯主人の立場や経済力を考慮する。


6、孫の教育は子世帯の責任とする

息子夫婦同居

子供のしつけや教育は、いつも子供と接している女性が主導権を持ちやすい。孫の教育は子世帯の責任とし、親世帯はむやみに意見をはさまないようにする。親世帯の介入は、子世帯主婦の負担になりがちなので注意を要する。

娘夫婦同居

育児、教育などについて娘が母に相談することも多く、日常レベルでの親世帯の介入は、話し合いで解決しやすい状況にある。ただし、親世帯の意見が影響をおよぼしがちなため、子世帯主人の意見を尊重する。



7、行事には積極的に参加する

息子夫婦同居

その家の文化の伝承が最も現れやすいのが祭事。積極的に子世帯主婦が参加して、仏壇の世話、祭事のしきたりや料理などになじむ努力をする一方、親世帯にも子世帯のやり方に対する理解がほしい。

娘夫婦同居

行事や祭事などは家父長制に基づくものも多く、子世帯主人が参加する場面も多い。親世帯は、機会をとらえて主権を子世帯主人に継承し、子世帯もよく理解して、積極的、自主的に参加する。



8、親族とのつきあいに配慮する

息子夫婦同居

結婚によって子世帯の親は4人になる。どちらの親にも、どちらの親戚にも平等につきあうことが大切。過ぎた批評は控える。

娘夫婦同居

子世帯主人の実家とのつきあいには、家族全員で参加する。ふだんから、子世帯主人の肉親が訪れやすい環境を創っておく。反対に子世帯主婦の兄弟姉妹の訪問は、度を過ぎないように注意する。

一概にそうだとは言えないが、傾向的なことを言うと娘夫婦との同居が上手くいくケースが多い。いわば、サザエさん型だ。何故ならば家庭運営の主導権を握っているのは主婦だからだ。



母と娘が同じ主婦の立場で家事の切り盛りする方が、姑と嫁の立場でするより、気持ちの上で調整しやすいと言える。


同居によるトラブル
団塊世代の皆さん男っぷりを上げよう!           老害にならない“男の美学”


子世帯のトラブルの認識率が高いのは、同居のパターンとして後者のケースが多いことに原因していると推測せざるを得ない。




―子供との同居は納得するまで話し合えー


何となく年取って、子供も子育て世代になると、生活的にも物入りになる。老後を考えると同居したほうが、お互い無駄な出費を抑えられる。


しかし、親と子の関係はお互いの甘えが出る。特に生活費の費用負担は割り切りが必要だ。子供の嫁さん(亭主?)が入ると他人としての思いやりも必要になる。


同居を検討する際は、親子の感情だけで判断すると長い間にトラブルが発生しかねない。息子の嫁さん(娘の夫)を含めて家族全員が納得するまで話し合う必要がある。


親子同居で留意すべき事柄

選択の原則

同居するかしないか、どういう形でするか、家族の状況で考える。いつも生活を共にする融合型か、生活を独立させた分離型か両世帯で十分に協議し、決定する。

相互尊重の原則

親子両家族はお互いを尊重し合い、相互不干渉を原則とした協力関係を築き上げる。

自立の原則

お互い可能な限り依存せず、身体的・精神的・経済的に自立する。

家族間ルール確立の原則

生活上の役割分担など、家族関係に応じた独自のルールを確立し、肉親感情に流されないようにする。

家族協力の原則

親も子も孫も、世代・性別に関係なく家族全員の理解と協力関係(役割)を築く。

扶養分担の原則

親の扶養に関しては、同居する子世帯だけでなく、すべての兄弟姉妹間で公平に分担する工夫をする。



〈日常経費を世帯ごとに明確にする工夫〉

電気料金

玄関がふたつある二世帯住宅では、世帯ごとにメーターを取り付け、戸別契約にする。

ガス料金

玄関がふたつの場合は、各世帯にメーターをつけて戸別契約にする。

水道料金

ひとつの土地に、ひとつの建物を建てるときは、ひとつのメーターが原則。

※電気料金、ガス料金、水道料金は、玄関がひとつの場合戸別契約はできない。分離する場合は夫々事業者に相談する必要がある。

電話料金

電話は電気と同様に、別々に引き込める。コミュニケーション設備として電話を積極的に使う方法もある。例えば、一回線で複数の電話が使えるので、両世帯に電話を取り付け、さらに内部連絡のためのインターホンとして利用する。



二回線引いて、両世帯で別々の番号で使う場合でも、両方をつないでおけばインターホンとして活用できる。家計面での分担も明確になる。(続く)





―体調管理が健康の秘訣4―



椎間板も含めて、軟骨は主にコラーゲンでできている。コラーゲンは蛋白質の一種で、他の蛋白質からも合成されるが、コラーゲン自体を食べ物から取り込むのが一番いいそうだ。コラーゲンを多く含む食べ物は、軟骨、内臓、鳥や魚の皮などがある。またゼラチンはコラーゲンそのものだ(寒天は違う)。ゼラチンパウダーをスープや煮物、味噌汁に入れて飲むのもいい(味はほとんど変わらない)


軟骨にはコラーゲンの他にコンドロイチンも必要になる。健康食品は高いので、食事で取るのが一番いい。軟骨、内臓、皮に多く含まれている。


体重を減らすことも、腰への負担が軽くなる効果がある。

一ヶ月に体重の五%以内の割合で減らせばリバウンドが起きにくい。


食事を減らすとき、脂肪を避けるとどうしてもコラーゲンが不足がちになるので気を付ける必要がある。内臓、鳥の皮は脂肪も多く含むが、湯通ししてから調理すれば余計な油を減らせる。


肉類は筋力の強化に必要なので、炭水化物(お米やパン、麺類、いも、お菓子、ジュースなど)の方を減らすのがいい。


間食はダメ。食事と食事の間はしっかり時間を空けて、ちゃんと空腹になってから次の食事を取るよう心がける。時間を空けないと、消化しきれない栄養が脂肪として貯えられて体重が増えてしまう。


以上が、ヘルニア再発防止の対策だ。どの程度取組めるか自信はないが極力心がけたい。


ヘルニアに限らず、いずれの病いも普段の体調管理が重要だと言える。


日本の医療費総額(2004年度)321000億円(国民所得比8.89%)なそうだ。


65才以上の割合は半分以上の51.1%で、このシェアは今後ドンドン増えていく。


65才以下の現役世代の一人当たり年間医療費は、152700円だが、高齢者の年間医療費は、次の通りだ。


85才以上で、現役世代の四倍強の659600円/年掛っている。さらに、75才以上になると、815100円/年で現役世代5.3人分の医療費が掛っている。


PPK(ピンピンコロリ)が理想だが、医療費の問題もさることながら、病気は当人が一番落ち込む。前述のヘルニアも痛みや苦痛も当人持ちだ。更に家族に迷惑を及ぼす。


更々には積もり積もって国家経済の足を引っ張る。


自分を含めて周囲の幸せのために、体調管理は高齢者の義務にしなければならない。






―体調管理が健康の秘訣3―



ヘルニア治療法


ヘルニアが薬や注射で治るのはごく軽い場合だと思えばよい。治療した整形外科医によればある程度の時間(3ヶ月)が経てば治るそうだ。ヘルニアに関しては積極的に治療法を強制しないとも言われた。だが、薬や注射で痛みが取れた時点では一時的に麻酔で痛みがないだけでヘルニアがなくなる訳ではないので、痛くないからといって無理は禁物だ。

手術は最後の手段と考える。手術は失敗のリスクもあり、何度もやり直しができるものではない。他に手段がなくなってから考えた方がいい。



ヘルニアを治すにも再発防止をするにも、普段の生活習慣を見直すのが大事になる。普段の生活で腰に負担を掛けてると、ヘルニアは治らず、治ったとしても再発の可能性が高くなる。


普段のしぐさで後ろに反るのは良くない。人にもよるが、ほとんどの腰椎椎間板ヘルニアの場合は、後ろに反るのは良くない。後ろに反ると腰椎の後ろ側の間隔が狭くなり、余計に神経を圧迫する。体操をするときは後ろにあまり反らないように気を付けよう。腹筋を伸ばしたいときは、体を反らす代わりに体を横にねじるといい。


座るときは胸を張るように背筋を伸ばして椅子に深く腰掛けるのがいいと思いがちだが、ヘルニアの場合はそうとも言えない。腰を後ろに反らせると、腰椎の後ろの間隔が狭くなって余計に神経を圧迫するので、お尻を突き出すように深く腰掛けるのは良くない。


ちょっと浅く腰掛けて、お尻が出っ張らないようにほんの少し腰を丸める。上体は後ろに反ったり、逆に前かがみにならないようにする。椅子が合わないときや、尻と背もたれの間が空いてしまうときは、座布団を半分に折って(背中ではなく)尻の後ろに挟むといい。


さらに、腹筋に力を入れて、腹筋で上半身を支えるようにすると良い。


寝るときは柔らかくてお尻が沈み込むようなベッドや布団はいけない。固めの物を選ぶ。


寝る姿勢は、横向きか仰向けで。うつ伏せは腰が反ってしまうので良くない。物を持つときは足を伸ばしたまま上体をかがませて持ち上げると腰に負担がかかる。上体はなるべく垂直のまま、膝を曲げてしゃがんでから持ち上げる。


後ろに反りかえるのも良くない。


お風呂に入るときはぬるめのお風呂にゆっくり入ると、筋肉がほぐれて血行もよくなるので良いそうだ。


ヘルニアの悪化防止のため、また完治後も再発防止のため、腹筋を鍛えることが必要だ。腹筋が弱いと上半身の重みを背骨だけで支えることになり、腰にかなり負担がかかることになる。


仰向けにまっすぐ寝た状態から、手や反動を使わず、足もどこかに固定せず伸ばしたままで上半身を起こせる否か試してみる。 起こせない人は腹筋が弱っている。上半身より足が先に浮くのは、頭が重いからではなくて腹筋が足りないからだ。


起きているときは、常に腹筋に力を入れているように心掛ける。腹筋に力を入れることで上半身の重みを腹筋で支えられ、腰に負担がかからなくなる。常に力を入れているのはかなりつらいが、ヘルニアになることは、人よりも腰が弱い、または人よりも腰に負担がかかっているので、人以上に腰に気を遣う必要がある。


最初は少しずつでもいいから、運動するときはもちろん、立つとき、歩くとき、座るときも、腹筋に力を入れて、上半身を腹筋で支えるように習慣付ける。


腹筋運動は普通にやると余計に腰を痛めてしまうので、腰に負担がかからない方法でやらないといけない。
①まず仰向けに寝て、両膝を軽く曲げる。
②手はお腹の上に置くか、頭の後ろで組む(腹の上だと腕の重みの分腹筋が楽、頭の後ろだと首が楽)
③上半身を完全に起こしてはいけない(腰を痛める)

臍を見ながら、肩だけ持ち上げる。このとき、臍の下辺りの腹筋に力を入れるように意識する(このやり方は下腹部に意識して力を入れないと鍛えられない)
④息は止めずに、肩だけ持ち上げるのを十回程度繰り返したら少し休み、回復したらまた繰り返す。
⑤これをできる限り続ける(腰が痛くならない程度)。次の日軽い筋肉痛になる位がいい。
⑥腹筋運動をした後はお腹を伸ばしておく。後ろに反ってはいけない。上半身は仰向けのまま、左足を伸ばし、右膝を左手で持って左に倒して腹部をひねることで腹筋を伸ばす。そして反対側もやる。
腹筋運動は2~3日おきにやると効果的。筋肉を休ませることで、痛んだ筋肉組織が再生して筋肉が付いてくる。


背筋も腹筋と合わせてバランスよく鍛える必要があるが、ヘルニアの場合は腹筋の方が極端に弱いことが多い。普段の生活で常に腹筋に力を入れていたり、よく歩いたりすれば背筋は自然に鍛えられる。


沢山歩いて脚力を鍛える。なぜ脚力かというと、例えば物を床から持ち上げるとき、脚力がないと足を伸ばしたまま上半身をかがめて持ち上げてしまいがちで、腰に負担がかかる。脚力があれば普段の色々な動作の中で足をよく使うようになり、腰への負担が少なくなる。ただし腹筋が弱いうちは歩くだけでも腰に負担がかかる。腹筋も鍛えながら、徐々に歩行距離を増やすのが良い。


水泳はバタフライと平泳ぎは腰が反るのでダメ。やるならクロールにする。ゆっくり長時間やるとダイエットにいいが、腰が冷えないように温水プールが奨める。


泳げない人は水中を歩くだけでいい。水中は地上よりも腰に負担がかからないし、均等に筋肉を強くする。


ストレッチで体が柔らかくなれば、関節の可動範囲が広くなるので色々な姿勢を取るときに腰への負担が少なくなる。また運動の前後もストレッチをすることで筋肉がほぐれたり怪我の防止になる。食事 も重要な再発防止のポイントになる。






―体調管理が健康の秘訣2―



ヘルニアはドイツ語で「本来あるべき位置から、はみ出ている状態」という意味だ。何がはみ出ているかによって色々ある。腸が足の付け根(そけい部)の方に出てきてしまうのを「そけいヘルニア」と言う。


腰椎椎間板ヘルニアは、

一.精神的ストレス

二.睡眠不足

三.体の歪み

四.過労



この四つの原因が複合して次の順にヘルニアが進行する。



①、全身が疲労し、肝臓が疲労物質を処理する事に追われ、新しい細胞を生産する能力が阻害され、新陳代謝が遅れる。

②、椎間板の繊維輪が劣化して弾力性が低下する。

③、体の歪みは、当然、椎間板を圧迫し、髄核の内圧を高める。

身体の歪みは捩れを伴うので、椎間板に平均して荷重が掛からなくなり、繊維輪の特定部分への過度な荷重となる。また、生理湾曲が崩れて梃子の原理が働き、特定部分だけに荷重が掛かるので余計に負担となり、椎間板の特定部分だけが疲労する。

④、繊維輪が圧力に耐えかねて、繊維輪は外に飛び出した状態のまま固定化し、原状を回復しなくなる。これが腰椎椎間板ヘルニアである。



団塊世代の皆さん男っぷりを上げよう!           老害にならない“男の美学”


腰椎(腰の辺りにある背骨)の間にある椎間板(クッションの様なもの)がつぶれて、椎間板の中にある髄核がはみ出す。それが近くを通っている神経根を圧迫するため、下肢の激痛(挫骨神経痛)などの症状が出る。特徴的な症状として坐骨神経痛がある。片側の足・臀部が痛くなる。そして、仰向けで足を伸ばしたまま上げようとすると激痛のためある程度以上は上げられない。


ひどいときは足の麻痺・しびれ、排尿障害がある。何番目の椎間板がつぶれるかによって痛みの部位は違ってくる。


腰椎椎間板ヘルニアは一生の病気かと言うと、そうとも言えるし、そうでないとも言える。


ヘルニアは、自分に合った治療法を見つけてちゃんと治療すれば治る病気だと言われる。


仕事で付き合いのある会社の社長にお見舞いがてら「ヘルニアで死ぬことはありません」と慰められたが、そうは言われても、治った後もずっとケアしないと、再発の可能性が高くなる。


一生ケアするのは大変だが、生活を根本から見直して、ケアを生活習慣として身に付けてしまえば苦にならない。


ヘルニアかなと思ったら、まずは病院(整形外科)で診断してもらう。薬や注射、手術はいやだという人は断っていい。診断だけしてもらってもかまわない。民間療法などで治療する場合でも、まずは病院でレントゲンやMRIを撮るなどして病気の状態をはっきりさせる方がいい。


X線で骨の写真を撮ると、椎間板は写らないが、腰椎の間隔や変形具合からヘルニアの可能性を診断できる。


MRI核磁気共鳴診断装置。X線などの放射線ではなく、強力な磁気を利用して体の断層写真を撮る装置だ。骨だけでなく軟骨などの柔らかい組織も写るので、椎間板ヘルニアの場合は椎間板がはみ出ているのが判る。


治療法によって治り易い・治り難いというのはあるが、どの治療法が合うかは人それぞれだ。どの治療法がベストかは分からないが、書籍やインターネット、口コミなどでとにかく情報を集める。


主な治療法として、病院で行う治療(薬・注射・牽引・手術など)、整体、カイロプラクティック、はり・灸、指圧マッサージ、体操療法、ストレッチ療法などがある。


筆者の経験から感じたことは、治療法を色々試して自分に合ったものを探す場合、ひとつの治療法について大体二週間くらい続けると分かる(手術を除く)


―体調管理が健康の秘訣―


健康管理とは、自分と自分とのコミュニケーションにより自分を科学する問題である。



体調管理は若い頃の不摂生をチェックする必要がある。



筆者の場合、高校時代にラグビーなるスポーツをして怪我は付き物だった。


骨折や打撲などしょっちゅうしていた。ある時、後ろからタックルされて転倒した拍子に腰を打った。接骨院で「これは治らない」と言われた。さらに「若いうちはいいけど、年取ってからトラブルが出るかも知れない」と言われた。



その時は知らず知らずのうちに痛みも取れたので治ったと思ったが、還暦を過ぎてトラブルが発生した。



左足が攣るように痛んで歩行障害の状態になった。


整形外科に行ったら「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された。


激痛に悩まされて夜も寝れない。トイレに行くにも大苦痛を伴う。


正に、生きているのが嫌になるぐらいの痛みに見舞われた。二ヶ月の通院で臨時の身体障害者は脱したが、その間の行動範囲は自宅と病院だけだ。



社長兼平社員で運営している設計事務所やボランティア活動にも支障がでる。


家族も戸惑う。妻にはつきっきり同然の迷惑を掛ける。治癒するまでの間、イライラが募る。



若い頃のトラブルを放っておいた因果と諦めるしかなかったが、これからは持病として再発防止に心がけるしかないと、覚悟している。





―絶対惚けるなー



ぼける3つの条件は次の通り。


①友人が少ない。

②趣味がない。

③仕事人間。


三つ目の条件は望むと望まざるを問わず、定年と言う現実の前に消える。仕事が無くなるとその分脳が暇になることを意味する。脳機能は使えば使うほど活性化するが、逆になると退化する。それを補うのが趣味と交友になる。いずれも無いという最悪の事態は避けたい。



長寿社会になったということは、良いことだ。しかし、それと同時に、六十歳を過ぎたお年よりが90歳のお年寄りを介護する社会になったという現実もある。リンカーンの台詞を借りれば「老人の、老人による、老人のための介護」が出現している。ずいぶんすごい時代になったと思う。


だれでも、自分はボケたくないし、家族にもボケて欲しいとは思わない。現実には、どこの家庭でもこの問題に無関心でいられない。ところが、ボケ老人の介護に関しては、誰も教えてくれない。結局、自分で調べたり、失敗したりして初めて介護のことが少し分かるようになる。本当に深く知ることは非常に困難な状態である。

制度が変わり、環境が変わり、ボケの進行が進む中で、その時その時に最も大切な情報は、なかなか得られない。


ボケ老人とは自立的生活・自律的判断が不可能な老人をさす。2015 日本 では200万人に増加すると予測されている。



ボケ人間の周囲にいる人間の七症状(心理変化)は次の経過をたどる。



〈ボケ人間をかかえる家族のたどる心理的な7ステップ〉

①記憶障害に関する症状

それまでしっかりしていた肉親が、不可解な言動をするようになったことに対するとまどい。

②症状の出現強度に関する症状

否定・混乱、怒りを感じる。

③自己有利の症状
自分の不都合なことを、うまく言い逃れたりするのは、自己保存の本能に根ざすものと思われる。
(ボケに理解が無いと老人を低い人格の持ち主と考え、人間関係がうまくいかなくなる。)

④まだらぼけの症状
まだら呆けかどうか、確信できず、教え込んだり、叱ったり、遂には、老人を拒絶したくなる

(常識的な人だったら行わないような言動をしている場合は、これはボケの症状だと割り切る。)

⑤こだわりの症状

昔のことにこだわり、現実逃避に走る。現実を認識できない。

⑥感情残像の症状
ボケの年寄りは一般常識が通用する理性の世界から出てしまって、理性とは対極の感情が支配する世界に住んでいる、と考えられる。
(叱ったり、説得は逆効果。年寄りが穏やかな気持になれるように接することが一番。)

⑦ボケ症状の了解可能性に関する症状
怒ったりイライラするのは、自分に損だと思いはじめ、あきらめの境地に。本や 新聞からボケの情報を得て、ボケが次第に理解できるようになる。対応が上手に なってくる。

(知的機能が低下していることを考慮し、または赤ちゃんと同じと考えれば、ボケの症状は決して奇妙でも異常でもなく、理解できる状態になる。)

ボケ老人の心理を自分に投影できるようになり、あるがままの老人を受け入れるようになる。心から老人に優しく接することができる。ケアにゆとりがでてくる。

肉体的には元気なのに、思考能力・記憶能力が失われることは周囲の人間(特に家族)に精神的・労働的に想像もつかない負担をかけることになる。この人が聡明だった、思いやりの深かったあの人なのかと、家族に絶望感を与える。



家族に多大な迷惑を掛けないよう、ボケ防止に真剣に取組む。そのためには日々の努力が欠かせない。



DHAEPAをしっかり含む魚と緑黄色野菜を中心に栄養のバランスのとれた食事を摂り続けている老人がボケないことがよくわかっている。


人間の下半身、両足の筋肉全体に血液がしっかりと循環しない限りはそこから上の方にある頭部、脳内には決して血液循環の上昇はないし、酸素も行き届かない。これがすべてにおいて、脳味噌が萎縮してしまう原因だ。


問題は足腰で、とくに下半身の筋肉が変形しないよう心がける。骨や関節を覆う筋肉の、血液循環を良くする。要するに、下半身をしっかりさせることが脳の萎縮進行も防げるはずだ。



脳の老化防止には、充分な栄養が大切である。脳は一瞬でもブドウ糖なしでは働けない。年齢とともに高血糖を気にし、甘いものを控える傾向があるが、逆に極端な低血糖は意識障害を起こし、脳の老化を早めることがある。



年をとると一度の食事で吸収できるエネルギー量が減り、低血糖になりやすくなる。砂糖は大切な脳のエネルギー源で、食事の合い間に上手に甘いものを摂るよう心がけたい。

作家の野坂昭如氏がTVの討論伴組で「あなたは惚けたら、どうするんですか?」と質問された。

野坂氏の回答。「惚けたら、惚けたことが判らないから、心配しないで良いんだ」



考え方としてはその通りだが、周囲に迷惑を掛けることを避けるには、極力健全な思考パターンを維持しながら生活できる環境がベターと言わざるを得ない。





―理想は大家族―


現代社会は色々な事情で一人暮らしとか、高齢者世帯が多くなっている。


「最大の福祉は、大家族制度の復活にある」。



大家族が住めるような大きな家を造って、それぞれのプライバシーを尊重しながらもみんなで助け合って暮らす。朝食事をする時にはみんなで集まって、会社に行く時にはおじいちゃんやおばあちゃんに孫を見てもらってという形が、一番コスト負担が少なくて済む。



現実は、戦後の労働政策とそれに追随した住宅政策が、核家族化をもたらした。今のように老人ホームや保育所を造ったりすると、ものすごくコストが掛かる。それをみんなで負担すると、今の社会保険制度は破たんする。



一人世帯が子供所帯を上まわっている所帯構成は、コスト面はいうに及ばず環境問題でも影響が大きい。



「住まい面積倍増戦略」をやって、大家族制を復活させることだ。そして家族の中で、その知恵が親から孫へと伝承していく。こういう社会のほうが人間は豊かに暮らせる。

今の日本は「役人による、役人のための、役人国家」を作ってしまったことに問題がある。


そろそろ21世紀の国家戦略をもう一回きちんと描いて、目標を決めて、「さあ、みんなでがんばろう」という社会を作らないと、現在の繁栄はうたかたになる。


敗戦の時にアメリカの占領軍による日本民族改造が、今の日本を作り上げた。大家族主義を破壊した戸籍法以下のアメリカの占領政策を変えなければならない。


大事なことは、日本という国をこれから10年、50年、100年先にどういう国家にするのかというナショナルデザインをきちんと内外の知恵を集めて作らなければならない。


具体的には、今日本は1億2700万人の人口だが、日本より6倍や8倍と平地面積が広いフランスやドイツでも、人口は日本の半分ぐらいしか無い。


しかし経済界は少子高齢化で人口が減り、労働力が足りなくなるから、外人移民しろと言う。世界第二位の経済規模を維持することだけが、日本の形とは思えない。


国土の規模と人口のバランスによる豊かな社会を目指すナショナルデザインが必要だ。


国家としての日本の適正人口はいくらなのか。江戸時代の270年間の人口は、2500万人で推移していた。ピークが明治維新直前の2750万人。それがわずか135年で1億2700万人という世界第9位の人口になった。


この問題を国家戦略としてどう見るかというのも非常に大事だ。


それから現在日本は防衛も外交も、もっと言えば政治・経済も全部アメリカの支配を受けている。これをいつまで続けるのか。


明治維新は大名とか侍を無くした。敗戦は軍人を無くした。


今の日本は何によって支配されているかというと、大名も侍も軍人でもなく、役人だ。日本は今役人が管理する社会主義国家になっている。


これはいろいろ考えると、結果悪平等社会だ。学校の教育で、かけっこでも成績でも何でも、みんな平等でなければならないという。この役人支配をどうするかというのが喫緊の大きな問題だ。