やる夫が第二の人生を送るようですがクソ面白かったが色々酷かったので後続のためネタバレに配慮した情報を
この作品を読む前に「白饅頭は人類絶滅の夢を見る(+リメイク)」を読むことを強く推奨している
というか白饅頭ファンが読むのが第二の人生という感じ
ついでに「やる夫がネカマになるようです」が前日譚だけど読まなくても何とかなる
・感想
なんかドン・キホーテとドグラ・マグラを足してニで割ってクロスオーバー味を付けるとこうなる
読むのに前提条件が多くてダレるポイントが多いが面白い時は徹夜するほど面白いという感じ
ちなみに完結作だが続編「やる夫が推し活のために異世界で冒険をするよです」に続いてる
一応単品できちんと決着がついててペルソナ2 罪に当たるのが第二の人生で
ペルソナ2 罰が推し活(と信じたいのが連載中の推し活)
完結はしているがかなりしこりが残る作品、1番すっきりしたのは全体の9割を終わった304話+外伝18で
この時点で全体の95%の謎が解けている(体感的には80~90%ぐらいで伏線が色々残ってるが)
最初ダレるのと色々ぶん投げまくってるので興味がある所だけつまみ食いしていくのがいいかもしれないと感じた
ぶん投げまくってる割に最初のパートも話に関わってくるので、路線変更しまくりな割にテーマはきっちり一貫してるのでギリギリちゃんとしてると思える作品
1~132話までが第一部
第一部はグダグダ迷走してる感じがしててある意味作品全体の空気感は最後まで変わってないのが凄い
133話時点で面白くないと後はもう読まなくていいやって感じだが、個人的には24話ぐらいから一気に楽しめた
51話までと52話からで完全にシナリオが変わってくるので51話までは適当に読み流しでもいいかも
133~175話までが第1.5部
重要人物が多く話の中核に関わるのでなるべく読んだほうがいいパート
ストーリー的にはこの辺で大丈夫か?と思い始めた辺り
176話から第二部スタートで主人公交代?により175話までと明確に変わってくる
この辺から色んな作品読んでるか読んでないかで面白さが変わってくるので当たり外れが出てくる
224話のリゼロダクソ世界編までがシナリオに関わる範囲で2.5
225話から294話までは推し活で回収されるかもしれない外伝なのでダレたら飛ばして良い(マブラヴだけは半分読んだ方がいいが)
295~外伝18で伏線回収終了、実質的に完結で三部以後はエピローグ
第三部は305話から329話が三部前編、
330話から後編のエピローグ開始、330話からがおいおい完結できるのかよって不安感で盛り上がる
推し活に直接繋がってるのがこの範囲からなので、推し活を読んでる場合は305話(外伝18)から最終話まで読めば
推し活に繋がる伏線の9割は回収できるのでここだけ読めば良い
全体を総括すると好きなら全部読みで、過去作や次回作のほうが好きならつまみ食いした方がタイパいい作品だった
特にいらんと思ったのが推し活にぶん投げた225~294話の外伝部分
推し活から第二を読み始めた場合、外伝18~最終話のみで推し活に繋がる要素は9割回収できるのでOK
推し活の今後に関わりそうな225話から294話までは飛ばしても良い(まだ分かってない箇所が多い)
白饅頭から第ニの場合は295話~最終話のみでだいたいOK
逆に第ニから推し活は176話からの第二部が最も関わるパートなので読み直しはここから
第ニから白饅頭は52~132話と外伝18~最終話だけでほぼ問題ないが
全体的に満遍なく白饅頭組が見切れてるので全部読みたい
白饅頭や推し活が好きで伏線だけつまみ食いしたいなら
とりあえず355話あるうちの(295)外伝18~最終話のラスト51(61)話だけが前後作に関わる最重要箇所
上の51話で疑問な範囲は176話~224話、225~304話、1~175話の順番で読むのが良い
・総評
単品で完結してる名作の白饅頭は人類絶滅の夢を見ると違って余り他人には進められないって作風
推し活で全ての謎が回収されたら評価変わるかなってぐらいで、基本は好きな人だけ凄い好きって作風
でもこんだけ熱意ある感想は書けるので個人的には今年1番面白い作品だった
295話からラストは三部スタートの溜めで途中ダレたりもしたが瞬間的には最高にゾクゾクできた
やる夫スレならではの作品であり、やる夫スレでしか出来ない唯一無二のシナリオ