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「支援級の先生はハズレが多いって本当ですか?」

 

 

就学相談中の方からこのような質問をいただいたので、私なりの考えをまとめます。

 

 

結論から申し上げますと、どの学級にも色々な先生がいますが、「校長先生の特別支援教育への考え方」が一番支援の質を左右すると感じています。

 

 

理由は、校内人事の最終決定権をもっているのは校長先生だからです。

 

 

これは同じ小学校の先輩ママさんから聞いた話ですが、息子が入学する数年前まで支援級は大荒れで、いつも先生の怒鳴り声が絶えなかったそうです。

 

 

知的・情緒クラスの子が30人近く一つの教室に押し込まれ、個別の支援など一切なく、不登校者が続出してしまうとんでもない環境だったそうです。

 

 

現場は支援級未経験の教員ばかりで全く管理できていないにも関わらず、前校長は何もしませんでした。

 

 

それを今の校長先生が知的クラス・情緒クラスに分け、専門知識がある教員を配置し、さらには教育委員会に掛け合い教員を増やしてもらい、今日の支援学級の姿にまで立て直してくださったのです。



「校長先生の力量って、本当に学校運営に大きな影響を与えるんだなぁ。」と感じました。

 

 

就学相談や転籍を検討中の方にお勧めなのが、校長面談の際に

 

 

  1. 今の小学校での勤務年数
  2. 特別支援学級の担任の選び方

 

 

を聞いてみることです。①は教員の人事異動は大体3~6年サイクルらしいので、その校長が今何年目かで現体制が後何年続くか予想できます。(※うちの自治体の場合)②は校長先生の特別支援への考えや理解がある程度把握できるかと思います。

 

 

とは言え、いくら恵まれた校長先生の体制でも、今の支援級の先生が全員が全員素晴らしいかと聞かれれば、「う~ん、やっぱり当たり外れはあるのかなぁ。」というのが正直な感想です。

 

 

息子の先生方を見ていても、人格も特別支援教育への知識も申し分ない素晴らしい先生がいる一方で、「この方は、普通級のクラス運営が難しくて流れてきたのかな・・・。」と思う先生もいます。

 

 

ただ(あまり良い言い方ではありませんが)先生の当たり外れはどの学級でもありますし、後者の先生も社会人として少々アウトなだけで、決して子ども達を傷つけるような方ではありません。

 

 

なので、息子はノーストレスで学校に通えていますし、色々な大人に出会うのも社会勉強と割り切っています。

 

 

 

 TODAY'S
 
まとめ

 

二重丸どの学級にも色々な先生がいるが、校長先生が一番支援級の質を左右する

 

二重丸特別支援に理解のある校長先生だと、支援級にも良い先生を配置してもらいやすい

 

二重丸校長面談では①今の学校での勤務年数②支援級の担任の選び方を聞くべし

 

 

です。

 

 

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