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前回の続きで、支援級に関する質問をQ&A形式で記録に残しておこうと思います。

 

 

 

 

【息子プロフィール】
 

2014年生まれ 

隣接学区の小学校に越境入学

情緒支援学級に在籍中

 

 

 

 

 

 

Q8. もし通学圏内に情緒支援学級がなかったら、学区の知的支援学級を選びましたか?

その場合は普通級+通級か、情緒支援学級がある学区へ引っ越しを検討したと思います。

理由は二つあります。

  

 

一つ目はLITALICOジュニアの先生から「通学圏内に情緒支援学級がなく、やむを得ず知的支援学級に在籍した子が、情緒面でも学習面でも適切な支援が受けられず困っているケースも見てきた。」というお話を聞いたためです。

 

 

二つ目は学区の知的支援学級の方針が息子に合っていないと思ったからです。見学時に給食の様子を見せていただいたのですが、全員完食を目標にしているそうで、中には泣きながら食べている子もいました。「感覚過敏や偏食だからと言って嫌なことから逃げていては、何事にも立ち向かえない子になってしまいますので。」という先生の話を聞いて、「あ、ここは違う。」と思いました。感覚過敏や偏食はわがままではなく生まれ持った特性なので、根性論で解決しようとするのではなく、個々の特性に合った支援をするべきだし、そのための支援級ではないかと私自身は考えています。

 

 

 

 

 

Q9. 支援級を選ぶ際に注意したことは何ですか?

本人の様子・校長・支援級の担任・クラスメイトの4点です。

 

 

★本人の様子→

やはり学校に通うのは息子本人なので、息子本人が楽しい・行きたいと思えるかを最も重視しました。息子はA小学校・B小学校両方の普通級・支援級を見学し、B小学校の情緒支援学級を一番気に入りました。

 

 

★校長→

公立学校は役所と同じでトップダウン型の組織なので「トップが特別支援教育をどう考えているか」が非常に重要だと私は考えています。B小学校の校長先生は就学相談の現場経験もあり、特別支援教育にはとても理解があります。B小学校に異動して1年目とのことだったので、「おそらく後2~5年は現体制が続くだろう。」と踏んでいます。うちの自治体の場合、教員の人事異動は大体3~6年サイクルで、全て教育委員会が決めているらしいです。小学校の担任は校長先生が決めていらっしゃるようです。

 

 

 

★支援級の担任→

以前ブロ友さんが「支援級の先生とは厳しい修業を積んで寿司職人になった人が、COOKPADを見ながらケーキを作っているようなもの。」という非常におもしろい例えをしていたのですが、まさにその通りで、支援級の先生は必ずしも特別支援教育に詳しく、思い入れのある先生ばかりではありません。乱暴な言い方をすると、教員免許さえあれば誰でもなれるからです。自己研鑽に励みプロ顔負けのケーキを作る先生もいれば、その逆の先生もいらっしゃいます。どちらの先生も経験していますが、息子自身は楽しそうなので結果オーライです。

 

 

 

★クラスメイト→

「息子と気が合いそうなお友達はいるかな?」という部分はかなり注意して見学しました。少人数のため、支援級の人間関係は普通級以上に学校生活に大きな影響を与えると思ったためです。息子は今のところ楽しくやっているようです。

 

 

 

 

 

Q10. 小学校見学ではどのような質問をしましたか?

あらかじめ用意しておいたこちらの質問リストを持参しました。