[Vol.430]
先日
こちらの本を読みました。
「ガイアの夜明け」でも
何度か特集をしており
少し前にも
でも放送されていました。
https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20190625.html
視聴後に購入しました。
とても面白いので、
２時間ほどで読み終えました。
私の
飲食業界のイメージです。
長時間労働
低賃金
土日出勤
休日が少ない
レッドオーシャン
とても大変です。
以前ブログでも書きました。
当然、私は
飲食店の経営者として
やりぬく自信が全くありません。
従業員としても
子どもと時間や
プライベート時間が
取れなくなるので
働きたくはありません。
しかし
この中村朱美さんは
常識を覆した
働き方(戦略)で
成功しているのです。
それは
売上を追わないことでした。
ポイントは
「１００食限定」です。
「１００食」以上は売らないのです。
(テレ東 「ガイアの夜明け」より)
これには
大きく「５つのメリット」があります。
● 早く帰れる。
１００食限定のため忙しくても
売り切れば終了です。
土日通常避けたいものですが、
集客が期待できるため
売り切れば早く帰ることができます。
● フードロスほぼゼロ化
異業種交流会等の集まりでは
ホテル食など、いつも余ってしまい
罪悪感を感じています。
この仕組みでは、環境にもよく、
労働時間も削減されるのです。
● 経営が簡単になる。
メニューが少ないため
原価率も高く設定しています。
１００食分のお肉を仕入れて
切れ端などはミンチにして利用します。
絶対的な商品力(おいしさ)は欠かせません。
● どんな人も即戦力になる。
商品数が限られているため
「アイデア」「経験」
「コミュニケーション力」がいりません。
今いる人と
うまくやってくれればよいのです。
● 売上至上主義から解放される。
１００食と限定されているため
売上を上げることよりも
顧客満足など、有意義に
残った時間を使うことができます。
(「売り上げを減らそう」よりメニュー)
簡単に書いていますが
「１００食」だけではなく
商品力、表現力、人間力、立地など
うまく組み合わせ
「しくみ」を作り出しており
極めて戦略的なのです。
企業として
成功は一つではありません。
売上高にこだわり
疲弊しきってしまっては
なんのために働いているのか
わからなくなります。
佰食屋は
『働き方』という違った
成功(あり方)を目指すことにより
時流にもあった
差別化できた企業としての
新しい成長モデルとも考えられます。
大企業と真正面から
構えるのではなく
中小企業こそ、
このような戦い方が
大切なのかもしれません。
おすすめの本です。
(テレ東 ガイアの夜明けより)
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