相当珍しく鶏ささ身です。

 

単に脂が無いから下ごしらえ楽っちゅう理由なだけですが。

時間の都合上、こんな肉が良かったワケで。

 

日本でささ身を食べやすく・・となると

とにかく火を通さないのが全てとなってしまいます。

 

が、、自身これは極力やりたくないんですねえ。

鶏なので何より怖いですし火の入り方が甘いと生臭く

グニョ~っとした食感もイヤになってしまいます。

 

かといって中華系が好むしっかり火が入った状態では

さすがにキシキシでこれもやっぱり受け入れ難し。

 

ほなすり身にして加圧蒸しにすりゃエエかな~。

澱粉や水分を入れたら少しはフンワリするかいな。

 

味を補うには欖角ぐらいパンチを効かそうか。

お!丁度サヤインゲンもある~~。

欖角×サヤインゲン(ホンマはササゲですがここは気にしません)は

中華の大定番やから合わせてみよう。

 

こうやってみました。

 

材料は鶏ささ身127g・サヤインゲン30g・ニンニク1カケ・

欖角(香港の発酵オリーブ)2個・酒3cc・

コーヒーフレッシュ3cc・澱粉小さじ2/3・胡椒少々・

鰹昆布の出汁18ccです。

 

サヤインゲンは1cm長さに切ります。

 

フードプロセッサー等に鶏ささ身・ニンニク・欖角・

酒・コーヒーフレッシュ・澱粉・胡椒・鰹昆布の出汁を入れ、

かなり滑らかなすり身状にし深さのある耐熱容器に移します。

 

切ったサヤインゲンを加え混ぜ、

圧力鍋で加圧4分蒸し

火を止め圧力が抜けるまでそのまま蒸らします。

 

取り出して食べやすく切れば完成です。

lamgok ingen

 

いくらすり身にしたところで鶏ささ身やから

キシキシ感は残って食べにくいかなぁ。

 

というのは杞憂。

加圧効果を発揮し弾力はあれども変な繊維のキシキシは皆無!

しっかり肉を食べてる~という感覚はあって、

口の中で溶けんのがいいですね😁。

 

味はまあ~ハズさんやろうという程度でしたが、

これまた予想外の美味しさに仕上がってました~。

 

欖角がホンマにエエ仕事をしてくれてて、

アッサリした鶏にコクと旨味を補い、

尚且つサヤインゲンもかなり上手く引き立ててます。

 

でもフレッシュやら他の調味料やお出汁やらで

欖角が悪目立ちする事はありません。

 

そしてアクセントでやって来るサヤインゲンの食感が

食べてて楽しくしてくれました。

 

鶏ささ身をすり身にしての加圧蒸し、かなりおススメです^^

 

欖角は西洋のオリーブでもオッケー、

機械があればすり身にするだけ蒸しっぱなし、

面倒な火加減の調整要らずでものすごく簡単に

かなり美味しく鶏ささ身のお料理が出来ますよ~。