基本的に葉っぱと茎好きなので、
蕗も多分に漏れず相当好きな野菜です。
今はわりと年中あるような感じになってきてますが、
やっぱり春先にならんと食べる気にはなりません。
好きなモンでも季節感を大切にというのは
日本人ならではでしょうか。
小さい頃から蕗の季節になると嬉しく、
特に翡翠炊きでガッツリ蕗~~っちゅう感覚を
味わうのが相当な楽しみで、今も全く変わりません。
とはいえ、いつもいつも翡翠炊きでも飽きるというもんで。
ここ数年でハマりつつある赤ワイン、
まんま飲むには限界があるのでお料理にも使いたい。
で、まさかの?!蕗とのコラボです~。
肉が一番合うのは分かってますがそれだけでも無いハズ。
酒は酒、調味料として使ってみるのもエエやろう。
自身、ワイン=赤渋重くてヒネたヤツ。
それ以外は美味しいと思えども買ってまで飲む気にならず。
我が家にあるのはこんなんばっかりです。
野菜と合わせて火を通すとどうなるかは今回が初めてなので、
渋がどう出るのかが気になるところ。
とりあえずこんな風に作ってみました。
材料は茹で蕗50g・唐辛子1本・
赤ワイン渋くて重くてヒネたヤツ15cc・味醂5cc・塩少々・
鰹昆布の出汁20ccです。
茹で蕗は皮を剥き斜め切りにします。
小鍋に唐辛子・赤ワイン・味醂・塩を沸かし、
切った蕗を加え絡めてから鰹昆布の出汁を注ぎます。
そのまましっかり煮詰めれば完成です。
さて、赤ワインの渋がどう出るか。
ら!火を通すと渋が全然気にならず、
ですがこのワインらしい~~香りは健在、
それがちょいクセというか独特の蕗の香りと相性抜群@@!!
この結果には作った本人ビックリでした。
予想外の美味しさでもあったもんで😄。
香りの出し方薄め方ってホンマに経験ですねえ。
ある程度は化学でどうにかなりますが、
いちいちそんなん成分分析なんぞしてられへんし、
何より自分が食べてみてどう思うかが重要ですし。
お酒一つでこんな味のバリエーションが付く、
そう実感できたのはかなり嬉しいです!
蕗も野菜の一つとしてジャンルを問わず
色々な組み合わせで楽しむのもおススメです^^
何気に香りの強い野菜って西洋や中華ぐらいパンチのある
調味料や香味野菜や酒で知らなかった美味しさに出会えますよ~。