この日の晩御飯は日本で軽~くFacebookのメッセージで予約した

Mon Pouletというお店に。

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字を読めば分かりますが・・完全にフランス料理屋です。

 

母との新しい掟・中華圏で洋物をとくと味わうが出来、

その1つとしてここを選択。

 

まず、ホテルから近かったのと、

フランスの動画サイトに出てくる世界がまんま、

そして何より日本でこんなスタイルのフランス料理屋なんぞ無いし、

この料理は日本で絶対食べられへん~~。

 

そう踏んで決定しました。

 

所謂Poulet rôtiのお店ですが・・店頭がコレ。

日本では無理と思ったあの写真のオーブンがそんまんま目の前に!

棒がグルグル回りじっくりと焼けていくという構造。

鶏は勿論下味をつけてます。

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メニューの種類はこの焼いた鶏を1羽・半羽・1/4羽という選択に

サイドは芋料理2種・野菜焼いたん1種・パンという潔さ。

本場フランスでPoulet rôtiゆうたらこんな感じなのかな??

 

あとは飲み物色々です。

 

とにかく鶏を味わう為のお店ということで二人で頼んだのはコチラ。

半隻烤雞(鶏焼いたん半羽)350元

普羅旺斯燉蔬菜(Tian provençale)140元

 

Tian provençaleと書いてますが中国語を直訳すれば

プロバンスの煮込み野菜。

写真を見る限り煮込みのイメージになるラタトゥイユとは違い、

野菜を重ねてオーブン焼きにしてるよう。

 

飲み物を頼もうと思いましたが、

デカい瓶で水を出してくれたのでやめました。

 

半隻烤雞

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セルフでビニール手袋を取って来てはめ、

手で関節を折りつつ剥がしながら分解し

自分の取り皿に食べたい部分を取ります。

 

手袋を外しナイフとフォークで食べます。

 

鶏と一緒にジャガイモも下で焼いてたよう。

芋料理のサイドを頼まなくて良かったです。

 

もうねえ、、台湾で鶏焼いたんで勝負しようというお店、

美味しいに決まってる~~ですが予想外の美味しさで、

この店を選んだ本人とにかくビックリでした!!
 

野菜料理に「provençale」と名前をつけるぐらい、

きっとオーナーシェフはプロバンス人なのでしょう。

 

なので下味は予想通りエルブドプロバンスです。

 

が、自身の食べた事あるのんと雲泥の差!

ものすごくハーブの香りが柔らかですがちゃんと効いており、

肉をしっかりと引き立ててます。

 

ああ~~こんな優しくてエエんやぁ~~😵!!

 

ハーブ嫌いの自身にもすんなりと入ってきます。

 

肉については・・骨付き鶏肉って最低限半羽で食うベシと実感しました。

母は手羽先好きなので渡し、自身はモモ肉を。

 

その後、胸をテキトーに分けて食べてみると・・

 

ちゃんと火が通ってるのキシキシせずでも程良く噛め、

何より水分の少なさを焼き汁で補いこの味加減と

食感の良さが絶妙です。

 

今まで料理屋の鶏胸肉ゆうたら生に近い状態で

「柔らかい~パサつかない~」でしたが、

ぶっちゃけ生臭く美味しいと思いませんでした。

単にパサつかんだけ。

 

が、これはホンマにちゃんと火が通った美味しさがありつつも

脂の量が最適で無駄に入れず全くキシパサ無し@@!!
 

胸肉って肉の焼き汁で適度に脂と水分を補って食うもんかぁ。。

日本人って鶏の美味しい食べ方知らなさすぎ。。

イヤっちゅう程肉を食うとはこういう事と叩き込まれました。

 

普羅旺斯燉蔬菜

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「煮込み」と書いてはいるもののオーブン焼きでした。

(帰国後、調べてみるとTianは器の名前でありオーブン焼きの意味もあり)

 

こちらも😵😵😵!!となる美味しさでした。

 

チーズが乗っかってて邪魔かな、と思いきやこの量と味加減も絶妙、

トマトの上にかかってたので旨味の相乗効果は抜群です。

 

ですがそれよりも・・玉ねぎの味加減の良さに

これまた鶏食べた時のようなショックがあり。

 

元の味が日本のと違い過ぎます。

 

こんだけ玉ねぎ使ったら変な甘味ばっかり出て・・

と思ってましたが全くそうではありません。

 

甘味は控え目で香り高き玉ねぎ。

 

ああ~これが台湾基準で、

ひょっとしたらフランス基準と変わらんのとちゃうんか??

と思いました。

 

そしてこちらも鶏同様にエルブドプロバンスが優しく香り、

オリーブ油を使ってるのにあのクセがドカンとは来ません。

 

本来ハーブもオリーブ油もこんなモンやんなぁ。

 

やっぱり日本人って玉ねぎとオリーブ油の使い方を間違ってるし、

と情けなくなりました。あ、それとハーブも。

 

母も同じ感想で2人で盛り上がり、

鶏も野菜もジャガイモもしっかりと堪能できて大満足でした😄。

 

このお店、高雄に来たら絶対リピートしたいです!

 

帰りは「全聯」というスーパーが近くにあったのでそこに寄り、

芭樂(グアバ)・百香果(パッションフルーツ)をデセール用に購入。

あ、単に目ぼしい台湾らしい果物がこの2つだけで、

あとはリンゴばっかりというラインナップだっただけです。

 

それと「燒餅店」が開いており

母の希望で蔥餅(葱入りシンプル中華パン)を買って

ホテルの部屋で「2軒目」です😁。

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全く期待してなかったグアバとパッションフルーツが・・

丁度エエ熟し具合で心底美味しいと思いました。

甘味よりも酸味の入り方と香りのバランスですね。

 

自身が思う台湾味で母も美味しさを分ってくれて、

それがひたすら嬉しかったです。

 

蔥餅はこれぞ主食の味加減。

いくら粉食いではない南の人達とはいえ中華系の基準はココにあり。

北京基準やったら甘味が強いけど十分主食として受け入れられる、

そんなぐらい油は極々控え目で生地の味がしっかりしてました。

 

その3へ続く。