三鳳中街で買い物の後はお昼ご飯。

 

どことは決めずブラリと歩いて良さげな所を、

と何となくの感覚で南へ行きます。

 

東は学校やし北には行けそうになし、

西に戻るのもなあ、やったから南に行っただけですが。

 

思った程飲食店は無くちょい焦りましたが、

そこは台湾、ちゃんとそれらしい~ニオイがしてくるし、

横目に入った看板に「魚」という字を発見。

 

きっと魷魚羹(スルメイカの羹)のお店やろう~。

台湾らしいし何よりあまり歩き回りたくなかったのでここに決定です。

 

ら・・「𩼣魚湯」と書いてあります。

正式店名は車記𩼣魚湯

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ああ~~ここやたんやぁ~~@@!!

 

出発前に三鳳中街付近の小吃(軽食)屋を調べてて、

この字面にビックリしどんな魚か気になったので

記憶にはありました。

 

まさかこんな簡単に出会えるなんて。

もうここに決定です。

 

さて、𩼣魚という魚ですが、、

まず字が標準的な台湾の字には無くPCのソフトでは出て来ずコピペです。

「過」と書いてあるのでグォと読むのかもしれませんが、

正しい発音は不明です。

 

台湾ヤフーで調べてみると・・どうやら龍膽石斑というハタ系の魚だそう。

そのアラのような部位を小吃店が仕入れて汁にしてるとか。

 

まあ、食べた時はそんな事は知らず。

ただメニューに「深海」という字もあったので

海の魚なのは確か、安心しました。

ええ、自身も母も虱目魚のような汽水域で泥臭めのんが苦手なもんで。

 

このお店、ご飯物は干し蝦ご飯に肉や卵を乗っけたのも売りで、

それに𩼣魚湯を付けるのが定番っぽかったです。

 

が、どうにも「干しエビ」に全く心が動かず、

尚且つ卵や肉をここで食べる気にもならず、、

で単品注文に決定。

 

ご飯も食べたそうだった母には申し訳なかったのですが、

台湾らしさを体験ということでこんな風に注文してみました。

 

注文シートのメニュー横に数量を書いてお店の人に渡します。

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薑絲𩼣魚湯(生姜風味の𩼣魚スープ)80元

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𩼣魚湯麵線(そうめん入り𩼣魚スープ)100元

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燙青菜(茹で青菜)40元

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燙青菜は空心菜。

朝のお店とは違いニンニクが結構効いたこれぞ台湾味~。

サッと茹でただけですが元が柔らかいのか、

程良い噛み応えでシャキシャキ、美味しかったです。

 

𩼣魚湯は薑絲(生姜)か味噌汁が選べて味噌汁を勧められましたが、

朝飲んだしこんな魚の汁はまず生姜やろう~~ということで

生姜にしてもらいました。

 

さて初の𩼣魚っちゅう魚ですが・・コンナモンかと思いつつも

泥臭さは全く無く結構な美味しさがありました。

 

海の魚なのを確信しましたし、

虱目魚のような食べにくさは無く母もエエ感じで味わえてました。

 

日本人が好きな油だらけでトロけるのとは真逆、

ギュっとした噛み応えがあり噛めば噛むほど味というか、

旨味がジワ~っと出てきます。

 

カジキマグロと鱸を合わせた感じかな??

 

ちょいキシ感はあれども汁の中にあるので水分をタップリ吸い、

ものすごく食べやすく、この食感の出し方にも台湾らしさを感じ

何だか嬉しくなりました。

 

ですが何よりも𩼣魚のアラでとった汁が凄かったです。

パンチがありつつも優しいという相反する感情が同時に存在し、

そこに生姜のエエ風味がドカっと来て・・美味しすぎる~~!!

 

母の麵線(そうめん)入りと汁の味が違ってました。

 

生姜も入ってましたが揚げニンニクが効いており、

更にそうめんの小麦の味も加わって味の印象が全く違うという。

 

そうめん入りにするだけやのに風味を変えるとは😵😵😵!!!

 

恐れ入りました、、ホンマに骨の髄までグルメな人達のやるこっちゃ、、

凄すぎます。。

 

魚をガッツリ食べるって水槽に泳いでるんを選んでから

お店の人と調理法を相談し、、でしたが、

まさかの小吃店でここまで魚を叩き込まれるとは。

相当意外で癒されつつもシンドくなってしまいました🤣。

 

これが高雄の力なのでしょうか。

台北では出来なかった経験をさせてもらい

ホンマに良かったです。

 

近くで流しのタクシーを拾いホテルで休憩しました。

 

その5へ続く