サゴシ攻めの続きです。

 

フランスの料理動画サイトを見て、

フランス料理屋にもそこそこ食べに行って、、

となるとこんな風にもしたくなりました。

 

お店では選択肢があれば俄然魚派。

 

肉食わんで済むのはありがたいと思いつつ、、

ど~しても合わせるソースが偏ってしまうのはちょい残念かな。

 

だいたいブールブロンソース。

赤ワイン系や動物の出汁系のってあまり出てこないんですねえ。

 

外国人である日本人が、

特にお店のお料理として出すなら無難にこうしてしまうのでしょう。

 

そんなこんなでわりと味わってきたブールブロンソース、

ここに来て自作してみたくなりました。

 

とはいえ、ものすごく軽い版。

「ブール」はトロミづけのブールマニエにちょっと入れるだけ。

 

白ワインは・・無いからシェリー酒で代用、

旨味や風味はいつもの出汁ガラ昆布にサゴシ本体の蒸し汁と

残りモンの生椎茸の軸があるからコレでエエかな。

 

香味野菜は・・エシャロットを切らしてるからニンニク。

 

フランス人は柑橘好きなのかサッパリさせたいからか、

結構柑橘も入れてるなぁ。

手元にある残りモンのライムも使ってみよう。

 

決定、イザ開始~。

 

材料はサゴシ切り身60g・塩胡椒シェリー酒各少々・生椎茸軸15g・

ニンニク叩いて1カケ・出汁ガラ昆布・水・バター3g・澱粉2g・

塩胡椒各少々・ライムの汁と皮すりおろし少々です。

 

サゴシは耐熱容器に入れ塩胡椒シェリー酒揉み込み、

生椎茸の軸の輪切り・ニンニクも入れ

出汁ガラ昆布を被せて圧力鍋で加圧3分蒸し、

火を止め圧力が抜けるまでそのまま蒸らします。

 

蒸らしてる間にバターと澱粉を混ぜておきます。

これがブールマニエ。

 

サゴシは出汁ガラ昆布だけを取り除き、

椎茸の軸・蒸し汁も一緒に小鍋にあけ水分量を見て

水を適宜足します。

 

今回は15cc足しました。

 

弱火にかけ塩胡椒を加え沸騰させてから一旦火を止め、

ブールマニエを加え溶かし再び弱火にかけます。

フツフツとなりトロミが付いたら火を止めライムの汁と皮を加え

ざざっと混ぜれば完成です。

beurre sagosi

 

見た目は全く映えませんが・・

もう~これは思った通りの仕上がりでした😁

 

材料見ただけで絶対美味しい~っちゅうのん、そのまんま。

 

バターの柔らかなミルク感とコクをライム酸味と香りで切りっと引き締め、

これがまたサゴシとの相性も抜群!

そうそう、最初に揉み込んだシェリー酒も本領を発揮、

ちゃんと魚~と主張しつつも臭みは一切無く、

加圧したので身はエエ感じでフンワリ。

 

生椎茸も昆布も旨味の一部を担い引き立ててました。

 

うん、ソースというかバターの量も自身にはこのくらいが一番ですねえ。

あ、いくら乳製品の軽くなった本場基準でもかなり少ないですが😅。

 

風味が分ればエエだけです。

 

日本のフランス料理屋はお店味なのでど~しても重くし勝ち。

 

美味しいのは分かりますが後で結構シツコくなってしまいます。

その上、パンにもバターが添えられてるので飽きも来るというか。

 

やっぱり手作りってこんな細かい調整が出来るからいいですね。

「万人受けする売れる味」ではない良さここにあり、でしょうか。

 

お店のも勿論勉強として味わうのはいい事ですが、

あまりにも「外人に分かりやすい一口目のパンチ」を

強調されるのはカナワンなぁ、とは思います。

 

本国では結構自由、

特にイマドキはそこまで重く

ゴテっと乳製品テンコ盛りでも無いですし。

 

フランス料理は家庭レベルで作るのんなら案外簡単です。

中華の方が掴み所が全く分らず再現が難しかったりしますんで。

 

複雑な工程も手間も一切要らないこんな魚料理もおススメです^^

 

パンとワインは勿論合いますが、、

そのまんまコレだけ食べても

かなり美味しいですよ~。