いつもの極上の魚が買えるお店でサゴシを1本発注。

大き目やったからしばらくはサゴシ尽くし~となります。

 

魚屋曰くお造りオッケー。

 

元々、完全に火を通すつもりでしたが、

このお店でそう言われるとやっぱり買った日は

生で食べてみようかな、そんな気になりました。

 

自身にしては珍しくブルードーベルニュっちゅう、

フランスはオーベルニュ地方特産の青かびチーズを

合わせてみる気になりました。

 

単に、、中途半端に残ってたしやっぱり塩気はキツイので

塩代わりにしてもエエかなぁ、と思いましたんで。

 

あ、自身にとってチーズとはまんま発酵と熟れた風味を味わうモン。

 

まず発酵してへんプロセスチーズにクリームチーズや

リコッタ・マスカルポーネは買わんし、

中途半端に寝かせたゴーダなんぞも眼中に無し。

 

そうそう、山羊乳のんも寝かせてへんかったら要らん、ですね。

 

あと、白かびはそこまで好きな風味でもないので、

これまた相当気が向いた時しか買いません。

 

自然フロマジュリーでは青かび・ウォッシュ・ハードとなり、

しかも何もせんとそのまんま角切りにして食べる。

そこにパンやら酒やらを合わせる意味もワカラン。

 

1人でこんなんを味わう時間は至福の時ですね😁。

 

まあ、今回は存分にそんな楽しみ方をし気が済んだので

お料理に入れてみよう~となり、

そうなりゃドレッシング的な使い方かな。

 

うん、生で食べるにピッタリなサゴシはあり、

合わせんワケにはいかんやろう、とこうやってみました。

 

材料お造りオッケーなサゴシ身77g・ライムの汁8cc・

出汁ガラ昆布・ブルードーベルニュ(青かびチーズ)10g・

香菜みじん切り小さじ2・胡椒少々・レタスの千切り一掴みです。

 

まずはサゴシの漬け込みを。

 

サゴシにライム汁をよく揉み込み、

出汁ガラ昆布で挟んでからラップでピッタリと包み、

冷蔵庫に3時間程置きます。

 

食べる15分程前に

上記漬けたサゴシを食べやすく切りレタスと合わせ、

ラップに残った汁・ブルードーベルニュ・香菜・胡椒を

よく混ぜ合わせてからサゴシにかけて和えれば完成です。

 

これはもう~サゴシというようりブルードーベルニュを

最大限美味しく味わう為の料理でしょう~という結果でした。

 

もうねえ、旨味と風味の塊というか。

 

サゴシ自体の味よりもその旨味でブルードーベルニュを引き立て、

漬け汁のライムやら香菜で発酵のクセを抑えつつ風味付け、

レタスで食感と更なる香りの良さを重ね、、ですね。

 

そうそう、サゴシと同じぐらい香菜もクセを感じませんが、

香りの層の重要な一つとしてしっかり働いてくれてました。

 

全てを合わせた美味しさがここにあり🤭。

 

よく青かびチーズは蜂蜜をかけて、、なんてやってますが、

そんなんよりも酸味(酢又は果汁)と合わせてドレッシングみたいに

する方が断然良いです!

 

蜂蜜やったら最初に蜜の風味と甘味がドカンと来て

和らぐんやなくてせっかくの青かび風味がほぼ全部

消されるだけやからなぁ。

 

サゴシとてそのまんまお造りとしてたら

そこまでエエとも思えません。


和食では極端にお造り用の魚を、

たとえ火を通さずに食べるにしても極端に手を加える事を嫌がりますが、

そのまんまやったらやっぱり生臭いです。

 

それを誤魔化す為にベタっと山葵醤油を付ける、

醤油の塩辛さと味ばっかりでどうにも気が進みません。

 

漬け・酢〆・昆布〆・炙り、、

何でそこまで特別視するんだか??

 

お造りだからこそのこんな工夫はかなりおススメです^^

生魚好きも苦手さんも更に青かびチーズ苦手さんも

食べやすくなりますよ~。