これだけ中国大陸全土から食材の集まる北京でも
何故か生の無花果は長らく皆無でした。
乾燥させてサックサクのは伝統的にあるのに。
それが去年ぐらいから高級食材屋で
そこそこの量を見かけるようになりました。
とはいえお値段は思ったよりも張り、
何より無花果は果物の中でもバナナと同じぐらい
避けたいモンやったので見送ってました。
が、記念食べ~、バナナよりは受け入れやすさはあるので、
思い切って購入。
見た目は日本のをもう一回り小さくした感じ。
触った感じは硬め。
皮を剥いてみると水分は少なく、
あのイヤ~なボタボタが一切ありません。
それだけでハイテンション~~😄。
そのまんま食べてみると無花果らしい味と香りはあるものの、
「これやったら普通に食べられるやん」
というレベルにビックリ@@!!
アクになるんかな??クセを通り越して。
そんなんが皆無。
直感でというより条件反射?!
でその時炊いてた白菜の汁に入れたくなり、
味見で切った残り半分を速攻投入してしまったという🤣。
とりあえず順序立てての作り方を記録しておきます。
さてさてどんな結果になる事やら。
材料は生無花果果肉正味25g・白菜10g・鰹昆布の出汁100cc・
豚出汁50cc・塩少々・胡椒少々です。
無花果果肉は食べやすく切り、白菜はざく切りにします。
鍋に鰹昆布の出汁・豚出汁・塩・胡椒を入れて沸かし、
白菜を加え蓋をして弱火で少し柔らかくなるまで炊きます。
蓋を開け無花果を加えひと煮立ちさせれば完成です。
分かりにくいですが、、右上の白いのが無花果です。
さすが、あの硬めな無花果。
少し火を通したところで全く崩れる気配は無し。
しかも味も香りもしっかりと残っています!
嬉しいですね、
火を通してもこれだけ素材の味も香りも保ててるって。
さすが北京で売ってるだけあります。
そして他の材料全部とも上手く馴染み、
違和感どころか入ってるからこその美味しさを
存分に発揮していました。
そう、ほのかな甘味が汁にエエ味を足し、
種の食感がまた心地良く短調になり勝ちな汁物に
何かこう面白い変化をくれました。
出回ってきた時から食べておかんかったのをプチ後悔。
改めて言いたいです。
何で日本ではこんな香り高く硬い品種の無花果を
売ってくれんのやろう( ;∀;)。
香りを抜いて水っぽくて甘いだけが全てでは無いです、ホンマに。
用途に合わせてどちらか選べるようになってくれんかなぁ。
日本で作るならセミドライの無花果が良さそう。
西洋料理やお菓子だけでなく、
こんなアジア料理に入れてみるのもおススメです^^
エエ感じで甘味と風味と食感がついて、
無花果嫌いでも何故かすんなりと受け入れられる味になりますよ~。