腸粉=香港飲茶で食べるモンと思ってました。

 

ら、香港ではどちらかというと粥麵屋のサイドメニューで

中身無しかガッツリ系、どちらかというと自身の好みではなし。

 

その後何となく遠ざかっていました。

 

ですがここに来て福建省厦門でまさかの広州式腸粉に出会い、

香港式と丸で違う事にカルチャーショックを受けつつ、

コチラの方が家庭の手作り向きと分かり是が非でも再現したくなりました。

 

きっと香港はお店で売るからには商品価値を付けねば、

と技術も中身も発展したのでしょう。

 

ところが広州式は家庭のやり方そのまんま。

蒸した生地は巻くどころか、カードで剥がして寄せるだけ。

具も卵を割り入れて広げたり、

好みの加工肉や野菜を味出し程度に加えてるだけ。

 

ナンヤコンナカンタンデヨカッタンカイナ@@!!

 

そして今は調理道具も発達してるので、

米の粉ではなく米粒をドロドロに挽いて生地を作るという、

ますます原点回帰で美味しそうなレシピが目白押しでした。

 

米は何でもエエとはいえこんな時は絶対香り米。

レタス増し増しも必須、

タレは・・豆味噌系がエエから赤味噌。

ただ、甘味と出汁で塩気を薄めんと。

そしてこちらに絶対必要なのはニンニク。

 

こんな風にしてみました。

 

材料は生地用に香り米30g・水120cc

あとはレタスの小さ目角切り二掴み

タレ用にニンニクみじん切り1カケ分・

赤味噌7g・味醂6g・鰹昆布の出汁20gです。

 

米はといで水に6時間程浸け水気を切ります。

 

浸けてる間にタレの準備を。

小鍋(9cm)に材料を全部入れ火にかけ、

少しトロリとするまで煮詰めておきます。

 

上記水気を切った香り米と分量の水を専用容器に入れ、

ハンドブレンダーでかなり滑らかなピュレにします。

こんのくらいでエエかな、と思ったらもう少しかける、

そんな感覚でしょうか。

 

蒸籠に濡れ布巾を敷き出来た生地を半分流し入れ、

レタスを一掴み散らしすぐに蒸気の立った鍋にセットして

蓋をし3分程中火で蒸します。

changfen amoi2

 

布巾ごと台の上に広げカードで生地を剥がすように巻いていきます。

この時カードを濡らしながらゆっくり巻くといいですね。

 

勿論寄せるだけでもオッケーですが、

巻いた方が剥がしやすくこうしました。

 

皿に盛り付け、布巾をゆすいで絞ってから

もう半分も同じ手順で作り盛り付けます。

 

食べやすくカードで切ってタレをかければ完成です。

changfen amoi1

 

ああ~あの厦門で食べたイメージまんま!!

しかもレタス増し増しでこっちの方がやっぱり美味しい!!

 

大成功です😄。

 

生地も米の味がしっかり出ておりしかもレタスの香りと相性抜群!

そこにニンニクの効いたちょい甘めの味噌ダレがかかると・・

味変効果をものすごく発揮し、

米×レタス×味噌×ニンニクってこうも美味しくなるんかぁ~~と、、

作った本人相当ビックリ。

 

お店のより生地のちょいフニャな食感に

火を通した程良いレタスのシャキが加わるのも

かなり美味しく食べられる要素でした。

 

お店だと形も重要なので澱粉が多いのでしょう。

油も使ってるからコシが保たれてるのかもしれません。

 

言うなれば蛋餅(台湾卵薄焼きのお焼き)の生地が

粉漿(ドロドロ)か麵糰(麺棒で伸す硬めのん)かの違いかな。

どちらも食感が違うだけで美味しいんです。

 

今まで香港の蝦腸粉が一番と思ってましたがコレに変更。

蝦よりもレタス~~!!絶対レタス!

そしてタレも甘醤油より断然ニンニク甘味噌!

 

手作りだとレタス増し増しにできるのでかなりおススメです^^

生地は米とハンドブレンダーやミキサーがあれば簡単で

米の粉を使いきれず悩む心配も無し、

キレイに巻かなくてもオッケー、気軽に本場の小吃(軽食)が作れますよ~。