中華でトマト。
卵とや牛肉と一緒に炒めたりスープというイメージ。
中国国際航空の機内誌で野菜の冬支度が紹介されてました。
ら、蒸しトマトなるものが。
へ?!は?!トマト蒸す??しかも冬支度@@??
よくよく読んでみると湯剥きしたトマトを角切りにし、
容器に8分目まで入れて蓋をし30分程蒸したん。
中華でもイタリアのトマト水煮缶みたいなん作るんやぁ~~。
相当なカルチャーショックでした。
中華には詳しいつもりでしたがホンマに知りませんでしたし。
その後ネットで色々調べてみるとホンマにトマト缶のような保存食。
昔は今より気温が低かったので外に出しておけば冷蔵庫に入れるのと
同じ効果があったようです。
食べ方は味出しで和え麵や炒め物の最後に大さじ1程入れるという。
トマトを味わうというより旨味の相乗効果を高める為のようでした。
これは気になり過ぎ~~。
北京と日本で作りどんなんかイメージは掴めました。
トマトによって印象が相当変わる。
ようやく体で覚えられたので記事にする次第。
大阪で作りましたがやり方を知ったのは北京。
なので今回は「北京・食」にしてます。
材料は硬めのトマト100g1個です。
トマトはヘタを取り除いてから湯剥きし、
角切りにし深さのある耐熱の器に入れます。
この時、満杯にせず8分目までにします。
皿等で落し蓋をし圧力鍋で加圧2分蒸し、
火を止め圧力が抜けるまでそのまま蒸らします。
完成。
このまま食べると濃い~甘いトマトに慣れてると拍子抜けするような
サッパリ感ですが素材や出汁としての役割なので、
このくらいの味加減が一番です。
講習会の残りモンを活用してこんなお料理にしてみました。
材料は上記蒸しトマト半量・コンテ30か月熟成25g・
卵1個・卵白1個分・胡椒少々・山西陳醋1:砂糖1の甘酢適宜です。
コンテは薄切りにします。
卵を割りほぐし、蒸しトマト・切ったコンテ・卵白・胡椒を
よ~く混ぜます。
くっつかないフライパンを熱して流し入れ、
弱火で耐熱ゴムベラで大きく混ぜながら
コンテがトロリとなり卵火が通れば完成です。
油はひいてもひかなくても。
コンテから油が出てくるので今回はひきませんでした。
これぞ蒸しトマトの脇役に徹したお味!
もんのすごくサッパリしてますがコンテをとにかく引き立ててます。
これらを繋ぐのが卵でした。
卵白の割合が多いですし何しか蒸しトマト効果で
卵臭さは皆無でもしっかりコクがあります。
そして油をひかなくて大正解、
コンテの油分が素材を消さない丁度良い量。
で、甘酢でアクセントと味変~。
かなり砂糖の多い激甘版ですが全く感じさせず、
山西陳醋の香りとバルサミコのような甘酸っぱさが
上手く重なってました。
これは中華のトマトと卵の炒めモンや
中東の似たようなお料理とはかなり違い
コンテを楽しむ組み合わせかもしれません。
コンテの香りがしっかり残り、
ですが好き嫌いの分れるクセは穏やか。
そんな楽しみ方の出来る新しい味ですね。
トマトと言うと甘く濃い~モンばかりが持て囃されますが、
真逆のこんな旨味重視の脇役的な使い方もかなりおススメです^^
相当簡単調理で、
何より生で食べるのに不向きな硬さと酸味のトマトが
劇的に食べやすくなりますよ~。