山西陳醋、久し振りにドップリと浸りました。

 

北京の友人は山西省出身。

途中で北京市民になったというスゴイお人です。

 

たまたま帰ってた時のお土産として100ccの、

自身が見た事無いかなり高級そうな山西陳醋をくれました。

 

喜び勇んで開封・・が何をど~しても開きません(T_T)。

日本の醤油さしみたいな注ぎ口がついた蓋、

これがねえ、、

ものすご硬い上注ぎ口に手の平が食い込んで相当痛く開けられません。

 

注ぎ口のプラスチックを壊そう。

 

上手い事ヒビをいれられそこからバコンと割ってみると・・

 

本体の瓶が割れて中身が辛うじて5ccだけ、

あとは全部こぼれて正に「覆水盆に返らず」状態🤣🤣🤣!

 

海外あるある、栓はしっかり閉まってて安心安全ですが、

開ける時に本体の方が壊れてまうっちゅうヤツ。

 

何となく美味しいんやろうけど違いが分からないまま料理になり、

是が非でもリベンジしたくなりました。

 

高級スーパーに売ってるに違いない。

全く同じではありませんが結構な高級山西陳醋を発見。

自身のスゴイ予測能力を褒めました(笑)。

 

買ったのはクリスマスぐらい。こんな風になってたのも嬉しいですね。

 

普通山西陳醋って塩が入ってますがコレは入ってません。

その上、パッケージにはザックリと作り方がイラスト付きであり、

なんと!途中で燻製かけてました@@!!

 

ホネノズイマデグルメナヒトタチノヤルコトハンパナイ。。

 

で、味見してみるとこれがまろやか。

燻製かけてしっかり寝かせてあるからでしょう。

今まで味わってきたのと全く印象が違ってました。

 

色々とお料理に使っていきました。

 

冷蔵庫にど~しても食べ切りたい雑煮用に買った白味噌があり。

 

あ、この香りと酸味で激甘で食べにくい味噌を合わせてみたらエエかなぁ。

粉カラシで辛味と別の風味も足したら絶対美味しいハズ~。

 

カラシ酢味噌の風味が濃厚なので合わせる相手はサッパリと

キュウリに中途半端に残ってしまった梨にしてみよう。

 

こうやってみました。

 

材料はカラシ酢味噌用に

粗挽き粉カラシ3g・熱湯4cc・山西陳醋5cc・白味噌大さじ1/2・酒5cc

あとはキュウリ角切り100g・梨果肉角切り20g・

鰹昆布の出汁15cc・酒3cc・塩少々です。

 

粉カラシに熱湯を加えすぐによく混ぜ、

ラップをして1時間程置きます。

 

小鍋に山西陳醋・酒・白味噌を入れよく溶き、

弱火にかけてマヨネーズぐらいの硬さになるまで煮詰め冷まします。

 

別小鍋に鰹昆布の出汁・酒・塩を沸かし、

8分通り煮詰まったところでキュウリと梨を加え、

中火で汁気が無くなるまで炊きこちらも冷まします。

 

食べる直前に粉カラシと味噌を合わせ、

キュウリにかけてよく和えれば完成です。

写真は分かりやすいように和える前です。

karasiae chencu

 

作戦大成功😁!

ちゃんとカラシ酢味噌ですが甘さも酸味結構控え目ですが、

山西陳醋の香りがエエ感じで重なってきています。

 

そう、コレだけやったら重くなるスパイス味を

白味噌が上手い事丸~くしてるんですね。

このまろみというのは日本人の心に響くのでしょう。

 

そして時折来るカラシのパンチ。

辛いだけではなくこれも酢にない香りも加えており、

ちょい甘味と旨味が入り程良く火が通って青臭さの無い

キュウリと瑞々しい梨をしっかりと引き立ててます。

 

ああ~これぞ色々なんを重ねた美味しさ。

和中折衷の良さが炸裂した、

そんな仕上りに大満足でした🤭。

 

酢味噌の酢も自由に変えられる。

そう実感できたのはホンマに良かったです。

損しても(瓶割ってもうた)タダで起き上がらんでぇ~(笑)。

 

今回、たまたま中国の酢を使いましたが、

西洋の葡萄種ベースのんも色々試してみる価値はあるかと。

 

買ったはエエけど味合わん、だとか何となく残ってミイラ化、

なんて酢があれば酢味噌に入れてみるのはおススメです^^

新たな美味しさが広がりますよ~。