だいぶ前にペコリーノトスカーナというハードチーズを知り、
少し味見させてもらいました。
ら!かなり美味しい!!
それ以降ペコリーノトスカーノ探しが始まりました。
神戸やったらあるやろう~と新規開拓の六甲道のお店を見てみるも無く。
輸入自体がされていないよう(T_T)。
しつこく3回目店を見てみると・・
ペコリーノサルドを入荷しました、と。
なんですとぉぉぉ~~@@!!
まあ、、つまり、、
ペコリーノってご当地モンがアホみたいにあるっちゅうことで。
この瞬間からトスカーナに拘らなくなり、
ロマーノ以外やったら何でもオッケーとなりました。
サルドは羊乳で作ってるのでロマーノより香りは穏やか。
牛乳よりしっかりした味があって甘味は無し。
この味加減にドハマりしてしまいました。
あ、トスカーノも羊乳やった。道理で美味しいと感じたハズ。
以来、羊乳に慣れてしまい牛乳では甘さが目立って
あまり食べたいと思わなくなったという🤣。
丁度、お造り用鱸があったのでシェリー酢昆布〆にし、
ものすごく珍しくカルパッチョにしたくなりました。
ただ、、自身の中でペコリーノサルドが鱸の良さを消すやろうな。
だって、どう見てもこっちの方が味が強いし。
とはいえよく見る組み合わせなのでかなり気になり、
作ってみることにしました。
材料はお造り用鱸の身100g・シェリー酢8cc・
出汁ガラ昆布・ペコリーノサルド薄切り15g・
塩胡椒各少々です。
鱸の身は塊のままシェリー酒を揉み込み、
出汁ガラ昆布をかぶせラップをピッタリ貼り付けて冷蔵庫へ。
そのまま3時間程放置。
食べる直前に昆布を捨てて鱸の身を薄切りにし塩胡椒をふりかけ、
ペコリーノサルドを乗せれば完成です。
そんなに期待してなかったお味ですが、、
これが作った本人ビックリな美味しさ!
まず、あれだけキリっと来る酸味だったシェリー酢が丸くなっており、
言われてみれば酢の香りはするけど酸味ってどこ??っちゅうぐらい。
そして鱸の臭み消しだけでなく旨味を存分に引き出してました。
昆布が入るだけではない効果を実感。
そしてこの旨味とペコリーノサルドの脂+ミルクが合わさると、、
一緒に食べる美味しさをこれでもかぁ~と主張していました。
どちらかが存在を弱めるのではなく、
どちらも対等に美味しくし合う相棒でした。
ホンマにカルパッチョを誤解しててごめんなさいです😅。
ハードタイプを一緒に食べるとこんなに味の出方が変わり、
相当な美味しさになる、実感しました。
きっとサッパリして旨味抜群な牛の赤身でも
こんな風な美味しさになるのでしょう。
どこかで味わいたいと思いました。
それにしても、、このペコリーノサルドの美味しさたるや、、
さすが神戸のフロマジュリーで扱ってるだけありました。
値段は少々張ってもやっぱり高い方が美味しいので買い、ですね。
お造り用の白身魚なら何でもオッケー、
酢昆布〆×ハードタイプチーズに塩胡椒、
簡単で和食とは違った美味しさで食べられる
おススメなお造りの食べ方でした^^