タマニハコンナモンツクルデェ~です(笑)
油をいつ開けたか分らん状態になってしまったので、
どうせ処分するなら一回ぐらい使おうか、という魂胆で。
今まで火を通しすぎて硬くなるオバケに憑りつかれてた
手羽先のから揚げ。
火が通りにくい肉=低温調理向き。
ほな低温でじっくり時間をかけて揚げてみりゃエエんちゃうか?
北新地のお気に入り中華料理屋で手羽先のから揚げを食べて以来、
「油で脂を抜く」というのを実感でき自分でも作ってみたかったのです。
ようやく機会が巡ってきました。
お店のは香港味でしたが、
自身の思う台湾でこうやってみました。
材料は鶏手羽先5本200g程・生姜の薄切り3g・ニンニク叩いて1個分・
酒3cc・味醂3cc・薄口醤油5cc・五香粉と胡椒少々・
地瓜粉(台湾のタピオカ澱粉)大さじ1・揚げ油適宜です。
鶏手羽先はその先っちょを関節で切り落とします。
この部分は後で水と一緒に圧力鍋で加圧しスープにします。
生姜・ニンニク・酒・味醂・薄口醤油・五香粉と胡椒を
よく揉み込み30分程放置。
その後、手羽先だけを地瓜粉と一緒に厚手のビニール袋に入れフリフリ。
全体に粉がまぶさったらそのまま5分置き
少し鶏からの水分を吸わせます。
これが台湾から揚げの最大の特徴、
粉が水分を少し吸うからこそ油で揚げると
上手い事この水分が抜けカリっとします。
なのでここは手を抜きません。
揚げ油は1.5cm深さに。
150~160℃に熱して上記手羽先を皮を下にして入れそのまま
シャ~っと音はするけどハネない程度、
低めの温度のままとにかく放置です。
10分ぐらい経つと血が浮き出て肉に火が入りフックラしてきます。
ここでひっくり返して少し焼き目が付くぐらいに弱火のまま火を通し、
再び皮が下になるように返します。
ここで少しハネるぐらいに火を強め30秒程揚げて引き揚げ、
ペーパータオルに包み少し押さえて油をしっかり切れば完成です。
作戦大成功\(^o^)/
じっくりと弱火で火を入れたので柔らかですがちゃんと火が入り、
脂もまあ落ちており気持ち悪くなるような感じはありません。
そして何より皮が粉でザクザク~~。程よく噛めて香ばしい~。
お味も完全台湾!
五香粉×ニンニク×甘醤油はかの地を思い出す癒しの香り。
かなり台湾気分に浸れました。
手羽先から揚げって火が通りにくく肉が硬くなる~
と散々脅されてきましたが逆。
厚みや骨があるので低温でじっくり火を入れることができ、
寧ろ柔らかく仕上がり、
更に皮の部分は直接鍋底に当たるから温度が高めになって
エエ具合でカリっとなり脂もさっと揚げるより落ちます。
またまた何かに騙されてたかもしれません。
骨付き肉はそれに合った調理法っちゅうモンがあり、
イマドキのコンロで臨機応変でやり方を変える。
コレってかなり重要かと。
こうすると今までより簡単に楽に作れることの方が多いかも。
鶏手羽先は骨付き肉の中でも一番手軽に扱えます。
キッチンハサミで先っちょを切り落とせるから
包丁まな板要らずなぐらい。
何より骨からの旨味が入るととにかく美味しくなるので、
こんな風に低温揚げ→最後の30秒高温揚げに
してみるのもおススメです^^