まぐろ節っちゅうもんがあります。
存在は知ってたし、一度味わったことがありますが、、
如何せんそのお出汁は相当悪く旨味がシツコイだけでした。
その後、店で味わう事も材料のまぐろ節に出会うこともなく
過ぎていきました。
ら!先日突如まぐろ節の神さん降臨!!
あるお店で処分品やったのか??
という破格値で花まぐろ(花ガツオ状態なので)が。
それで普通に水に出汁昆布を浸けてから弱火で沸騰直前まで
温めて引き揚げて適量の花まぐろを投入。
ひと煮立ちさせ火を止め沈むまで待ち濾してお出汁をとりました。
鰹よりも旨味はありますが魚の香りは相当控え目。
魚嫌いさんに向くような椀物にピッタリな品のあるお味。
心底美味しいと思いました。
で、今回はこのお出汁を使い回して2品作ることに。
まずは1品目です。
突如思い出しミル貝を購入。
この貝はゴチャゴチャとヤヤコシイ調味料は合わせず、
お出汁で茹でて素材を味わうのが一番。
たまたま買った青切りの苺・サラダ古都華を合わせこんな風にしてみました。
材料はサラダ古都華5粒・ミル貝1個・まぐろ昆布の出汁・
塩胡椒各少々・バルサミコ酢小さじ2/3ぐらいです。
ミル貝は貝殻と内臓を取り除き、
ピチットシートに包んでカッチカチに凍らせます。
食べる日に冷蔵庫半解凍しピチットシートを外して
ぶ厚い皮を剥き極々薄くそぎ切りにします。
まぐろ昆布の出汁を沸かし、
上記切ったミル貝を加えクルンと丸まるまで茹でて
すぐに引き上げ盛り付けの器に入れて冷まします。
サラダ古都華は食べやすく切りミル貝の器に合わせ、
塩胡椒バルサミコ酢をよく和えれば完成です。
ミル貝が低温調理になったのかな??
火が通っても柔らかでした。
そこにサラダ古都華の種プチプチに硬めの果肉が来る、
この感じがものすごく心地よかったです。
お味はというと・・絶品( ̄▽ ̄)。
ミル貝ってこんなに美味しかったんか?!
というぐらいの旨味と塩気と香り。
何やろう、まぐろ節のおかげなのかな??
北京でもそこそこ食べてたけどもう一段美味しさが上でした。
貝の旨味×甘くない苺、これまた抜群の相性。
バルサミコ酢は酸味よりも旨味出しかも。
入ってる~とは分かりませんが無いとこの美味しさにはならん、
そんな感じでした。
野菜扱いにする甘くない苺ならでは、
バルサミコ酢×苺の美味しさも実感できて良かったです。
合わせる野菜はサラダ古都華でなくてもオッケー、
大事なのは茹でるお出汁をエエのんにすることでしょうか。
こんな風に火を通した美味しさを味わうミル貝料理、
かなりおススメです^^