講習会後の残り材料で初めての台湾風卵蒸しです。

 

素人料理投稿サイトにたまに登場する卵蒸し。

どうやら「おばあちゃんの味」という感覚らしく、

よくタイトルに「古早味」=古き良き味と付いてます。

 

溶き卵に水を同量ぐらい混ぜて大同電鍋で蒸し、

醤油をかけただけ。

あ、この時電鍋の蓋に箸を挟んで

少し蒸気を逃がし火加減を調節します。

 

そういえば、、普段ご飯の大代表「自助餐」のおかずにも

バットに蒸して醤油ダレをかけたようなのんあったなぁ。

 

とはいえ自身元々卵料理を頑張る気なんぞ皆無、

しかも水を入れて蒸すなんぞ旨味が足りなさすぎて

ど~しても美味しそうに見えず。

 

自ら作ってみるなんてあり得ませんでした。

 

が、すり身を仕込んだ後ゴムベラでも取れないすり身を見てる内に、

コレを水でこすって落とし、

その水と残りの卵で台湾みたいな卵蒸しにしてみようか。

講習会後は普段作らんモンが食べたくなるというのもありまして。

 

醤油、、ではなくそのまま食べるのに向く牡蠣油をタレにしよう。

ついでに香菜も飾って見た目もちょい気にしてみよう。

 

こうやってみました。

 

材料はサゴシのすり身小さじ1/2ぐらい・

卵2個・水100ccぐらい・酒10cc・

牡蠣油小さじ1・香菜の葉っぱだけ少々です。

 

今回、すり身はフードプロセッサーに付いてるのを

水でこそげ取りその水ごと卵と混ぜました。

 

ただこのやり方はいつでもできるわけでもなし。

なので記録としてはすり身後入れのやり方にします。

 

卵をよく溶きほぐし鰹昆布の出汁と酒を加えよく混ぜてから

サゴシのすり身を加えて混ぜ、

深さのある耐熱容器に入れます。

 

圧力鍋で加圧30秒蒸し火を止め10分程蒸らします。

この蒸し時間は卵液の温度や量、器の厚みで適宜調節します。

 

牡蠣油をかけ香菜を散らせば完成です。

sagosi tamago

 

水やしサゴシのすり身なんぞほんのちょっと。

牡蠣油ゆうてもそんなエエモンちゃうし。

 

正直全く期待していませんでした。

 

ら!これが予想外の美味しさ(@_@)!

サゴシの旨味はしっかり効いており、

牡蠣油が更に全体を引き立て海の味満載。

ここに来る香菜の風味がまたよく合う~~。

 

卵臭さを消しつつも水の割合が少ないので

やっぱり卵をしっかり味わう、そんな印象でした。

 

今まで築いてきた茶碗蒸しと出汁との関係って何やったんやろう、、

何かが崩れたような気がしました(+o+)。

 

あ、勿論今までの茶碗蒸しは出汁が命、

これこそが和の美味しさの基本です。

滑らかで旨味と風味豊かなん。

 

ですが中華の少しの濃い~調味料で

卵自体を強調する世界もあり。文化の違いなだけ。

 

中華系の方々も卵好きな上、

簡単にできて美味しいと来ればそら~お家ご飯の定番になるわなぁ。

今まで疑ってスンマセン(^^;)。

 

どちらも美味しい蒸し卵。

和の茶碗蒸しよりもずっと簡単に出来てガツンと来る、

こんな中華なスタイルもおススメです^^