20数年前に出版された料理本を見てると、
プロが紹介するキュウリのヴルーテがあり。
まあ~どうせガスパチョのトマトとピーマン抜いて
生クリームド~~ンやろうなぁ。
一度、キュウリの冷製ヴルーテを作ったはエエけど、
油・脂・他の材料は極少量だったせいで
キュウリの苦味ばかりが際立ち大撃沈でしたんで。
が、、全く違ってました。スミマセン(^^;)。
ええ、正しいフランス料理のヴルーテ。
注目すべき点はキュウリを「軽く炊いて」たこと!
この時代で既にキュウリに火を通して食べる良さを
ちゃんと文章にしてくれてたのに
何で今まで気づかんかったんやろう。ここでも反省。
勿論、自身のアレンジで油はかなり控え目バージョン。
まあヴルーテはかなり作ってきてるので
大きくハズしはせんでしょう~。
材料はキュウリ70g・エシャロット薄切り10g・
昆布出汁50cc・塩胡椒各少々・生クリーム30%5ccです。
キュウリはヘタを取って少々を飾り用に角切りにし取り置き、
残りは薄切りにします。
薄切りキュウリ・エシャロット・
昆布出汁と共に深さのある鍋に入れて沸かします。
弱火にしエシャロットに火が通り香りが出るまで炊いて
火から下ろし冷まします。
塩胡椒を加えてからハンドブレンダーで滑らかなピュレにします。
ここから先、冷製にするなら生クリームを加えしっかり冷やし、
温かくするなら生クリームを加え弱火にかけ周りが沸々なるぐらいまで
加熱します。
盛り付けてから取り置いておいたキュウリと
砕いたカカオ豆(分量外)を好みで飾れば完成です。
何で今まで気づかんかったんやろう??
後悔するぐらいの美味しさ(^O^)!
火を通した良さが炸裂、
キュウリの青臭さは飛びつつも香りは健在、
エシャロットの風味も抜群ですがキュウリもしっかり分かるという。
クリームも入ってるのにここまで素材が引き立ってたのは
ホンマにビックリでした。
生食至上主義の悪い部分が出てるんやろうなぁ。
キュウリって火を通した良さってかなりあるし、
20年以上前の料理本でフランス料理シェフが紹介してるのに、
イメージだけで浸透せんかったの心底残念に思います。
キュウリ=ガスパチョとなり勝ちですが、
そうなると青臭さと苦味が気になり、
それを誤魔化す為に大量の油やパンが必要。
他にもトマトやらピーマンやら色々な材料も必要。
ですがちょっと火を通すだけでそんな余計な事は一切不要、
シンプル材料でキュウリを丸ごと味わえる
こんなヴルーテはかなりおススメです^^