【AFP=時事】
ドイツ・ブンデスリーガ2部の試合で、女性審判に対し「男子サッカーに女の出る幕はない」と発言した選手が、女子サッカーの試合で審判を務めるいう異例の処分を言い渡された。
フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)に所属するケレム・デミルバイは、先週末FSVフランクフルト(FSV Frankfurt)戦で、2枚目のイエローカードを提示されて退場を命じられると、ビビアナ・シュタインハウス主審に不適切な発言をして、すぐさまドイツサッカー連盟(DFB)への弁明を余儀なくされ、デミルバイは、「シュタインハウスさんには、個人的に謝罪しました。彼女は許してくれたので、ほっとしています」と、過ちがあったことを認めている。
フォルトゥナの暫定最高経営責任者(CEO)は、「女性に対して正当な見方をしていることを証明するため、女子の試合で審判を務めるのは良い機会だろう」という異例の処分を言い渡した。
シュタインハウス主審は、2011年に女子サッカーW杯ドイツ大会決勝の日本対米国で主審を務め、2012年のロンドン五輪でも同決勝の笛を吹いた経験がある。
※Bibiana Steinhaus, 1979年3月24日生まれ・ドイツの女性サッカー審判員。身長181cm、体重73kg。
※ブンデスリーガ初の女性審判員が主審を務める(2007年07月02日)
http://www.afpbb.com/articles/-/2247417
サッカー、ドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)の練習試合で、ドイツサッカー連盟(DFB)に雇用された初の女性審判員のビビアナ・シュタインハウス(Bibiana Steinhaus)さんが主審を務めた
22歳のデミルバイは、フェイスブックを通じて、「シュタインハウスさんへの発言を心から謝罪します。あんなことを言うべきではありませんでした。なぜなら、私は女性に対してあのような感情を持っていないからです」と釈明している。
~最近差別発言が絶えませんが、こういった形での償いもいいかもしれません。
ユニークなことに留まらず、相手の立場を思い知るという意味においても。
ぜひ実現してほしいですね。