7月6日から17日までロシアのカザンで行われる、第27回ユニバーシアード競技大会の日本女子サッカー代表が、一昨日発表されました。
浦和レッズレディースからは、竹山裕子選手が選出されました。
竹山選手は、第26回大会(2011年中国・深圳)に引き続き、ユニバーシアード二度目の出場となります。
竹山裕子選手(DF)
1991年9月30日生/160cm・52kg
埼玉県出身
【経歴】
○~2003年:大増サンライズFC
↓
○2004年:さいたまレイニータFC
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○2005ー2009年:浦和レッズ・ジュニアユースレディース
・2007年 第11回 全日本女子ユースU-18選手権3位
・2008年 第12回全日本女子ユースU-18選手権2位
・2009年 第13回全日本女子ユースU-18選手権優勝
↓
(2009年:浦和レッズレディース)
※下部組織との2種登録選手としてトップチームに加入
・プレナスなでしこリーグ2009優勝
・リーグ戦/17試合出場
・全日本女子選手権準優勝/2試合出場
↓
○2010年~:浦和レッズレディース
・2010年 リーグ戦/4試合出場 全日本選手権準優勝/4試合出場
・2011年 リーグ戦/8試合出場 全日本選手権/1試合出場
・2012年 リーグ戦/2試合出場 全日本選手権/1試合出場
【代表歴】
•2008年 U-17日本女子代表大阪国際サッカーフェスティバル
•2008年 U-17日本女子代表オーストラリア遠征
•2008年 FIFA U-17女子ワールドカップ(ニュージーランド)
•2009年 AFC U-19女子選手権(中国)
•2010年 FIFA U-20女子ワールドカップ(ドイツ)
•2011年 第26回ユニバーシアード競技大会(深圳)
【プレーの特徴】
左サイドバックを主戦場とし、攻守のバランスを鑑みながら的確にバックアップ出来る能力に長けた、センスの良さを感じさせるプレイヤー。
特に、左足から繰り出される状況に応じた長短・緩急をつけたキックの精度には、レッズレディースの試合を解説していた野田朱美さんに”天才”と言わしめたほど。
2011年ユニバシアード競技大会@深圳では、準々決勝のカナダ戦に、コーナーキックから直接ゴールを決める離れ業をやってのける。今季の浦和ではFKを任され、今後直接のファインゴールにアシストが期待される。
また、相手とのサイドでの攻防では、常に球際激しく粘り強い対応をみせるファイターであり、セーフティ1stを常に心得た対応力でピンチを未然に防ぎ、反撃の起点となるインタセプトを虎視眈々と狙う鋭さを兼ね備える。
1試合完全燃焼で持てる力を出し切る姿に、好感を抱く目の肥えたファンは多い。
が故に、線が細いぶん、これまで離脱と復帰を繰り返してきたが、全力なプレイスタイルにブレはない。レイニータ時代から下部組織を通して長らくレッズの環境に育まれ、常に献身的に浦和のサッカー魂を体現しているプレイヤーと言って過言ではないでしょう。
~第27回ユニバーシアード競技大会・ロシア@カザンに選出された選手一覧です~
※星印は、前回大会(2011年@深圳)から引き続き選出された選手です。
【GK】
高橋 美春(静岡産業大学/静岡産業大学磐田ボニータ)
平尾 恵理(筑波大学)
【DF】
☆櫻本 尚子(帝京平成大学卒/ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
中村 楓 (新潟医療福祉大学/アルビレックス新潟レディース)
齊藤 夏美(武蔵丘短期大学卒/バニーズ京都SC)
高木 ひかり(早稲田大学)
【MF】
加賀 孝子(仙台大学)
☆竹山 裕子(埼玉大学/浦和レッズレディース)
南野 亜里沙(関東学園大学)
☆左山 桃子(静岡産業大学/静岡産業大学磐田ボニータ)
☆杉田 亜未(吉備国際大学/FC吉備国際大学Charme)
西川 明花(吉備国際大学/FC吉備国際大学Charme)
木下 栞 (駒沢女子大学/日テレ・ベレーザ)
中村 ゆしか(関東学園大学)
後藤 亜弥(日本体育大学)
川原 奈央(早稲田大学)
【FW】
☆高橋 千帆(吉備国際大学卒/FC吉備国際大学Charme)
嶋田 千秋(日本体育大学)
瀬口 七海(早稲田大学)
植村 祥子(日本体育大学)
ー試合スケジュールー
・7月5日(金) 17:00 グループリーグ第1戦 対エストニア
・7月7日(日) 17:00 グループリーグ第2戦 対イングランド
・7月9日(火) 20:00 グループリーグ第3戦 対ブラジル
・7月11日(木) 順位決定戦
・7月13日(土) 順位決定戦
・7月15日(月) 順位決定戦
~前回大会については、2011年8月に記事にしていますが、今一度その当時のメンバー等、振り返っておきます。
ユニバシアード競技大会2011 深圳 女子サッカー
■グループC
◇2011年8月11日
日本 3-0 エストニア
得点;14分 岸川奈津希(浦和レッズレディース/早稲田大),34分、81分 大滝麻未(早稲田大)
◇8月13日
日本 1-3 ブラジル
得点;4分 左山桃子(静岡産業大学磐田ボニータ)
◇8月15日
日本 2-0 フランス
得点;15分 久保田麻友(日体大),70分 大滝麻未(早稲田大)
(日本はブラジルに次いでグループCを2位通過)
■準々決勝
8月17日
日本 6-0 カナダ
得点;
23分 筏井りさ(ジェフ千葉レディース/筑波大大学院)
37分、50分、78分、90分+1分 大滝麻未(早稲田大)
82分 竹山裕子(浦和レッズレディース/埼玉大)
■準決勝
8月19日
日本 3-2 フランス
得点;
17分 岸川奈津希(浦和レッズレディース/早稲田大)
45+2分 竹山裕子(浦和レッズレディース/埼玉大)
50分 大滝麻未
■決勝
8月21日
日本 1-2 中国
得点;
33分 中出 ひかり
58分 失点
104分 失点
◆決勝戦;スターティングメンバー
(GK)
池田 咲紀子 (浦和レッズレディース/日体大)
(DF)
左山 桃子(静岡産業大)
臼井 理恵(早稲田大学→現スフィーダ世田谷)
田子 亜貴(ASエルフェン狭山FC→現バートノイエンアール(ドイツ:チーム破産のため来季未定)
竹山 裕子(浦和レッズレディース)
(MF)
高畑 志帆(早稲田大→現浦和レッズレディース)
岸川 奈津希(浦和レッズレディース)
筏井 りさ (C)(ジェフ市原・千葉レディース)
久保田 麻友(日本体育大学→アルビレックス新潟L)
(FW)
大滝 麻未(早稲田大→オリンピック・リヨン(仏・退団となり来季未定)
中出 ひかり (伊賀FCくノ一)
(交代選手)
71分 久保田 麻友→20 杉山 貴子(武蔵丘短期大→現エルフェン狭山)
100分 大滝 麻未→
106分 田子 亜貴→13 乃一 綾(伊賀FCくノ一)
109分 中出 ひかり→15 長田 いづみ(神奈川大)
~いまなでしこリーグ・チャレンジリーグで一線級で活躍してる選手ばかりですね。
決勝戦は中国に逆転負けを喫するわけですが、その状況については前記の自ブログ「ユニバ女子サッカー代表、世界大会で準優勝。」 をご覧下さい。
この決勝戦は、じつはすべてyoutubeに残っています。
日本の先生の場面、左サイドから19番の竹山選手が、狙いすましたインタセプトを決め、トップの中出選手につなげてゴール。
動画の9分55秒あたりからです。
竹山選手のさらなる活躍と、日本女子ユニバ代表の躍進を今回も願っておりますー