大野、リヨンへ移籍。と思うこと | うらじょ

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なでしこ大野、リヨン移籍へ 

(朝日、報知他)


INAC神戸の日本代表FW大野忍(28)が、フランス1部リーグのリヨンに移籍することが26日、分かった。28日にも記者会見を開く見通し。年明けに現地へ渡り、2年のプロ契約を結ぶ見込み。

(東スポwebによると、年俸1千万とのこと)


リヨンは欧州チャンピオンズリーグ(CL)を2連覇中の世界最高峰チームで、FW大滝麻未も所属。

11月に日本で開催された国際女子クラブ選手権では決勝でINAC神戸を下して初代女王に輝いた。

大野は神奈川県出身。日テレで長くプレーし、昨季INAC神戸に加入した。鋭敏なドリブルを武器に、なでしこリーグで4度の得点王、歴代1位の通算163得点を記録している。日本代表の主軸としても昨年の女子ワールドカップ(W杯)初優勝やロンドン五輪の銀メダル獲得に貢献した。




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(2009年オールスター時、元浦和・北本選手と)


大野選手の噂されていた海外移籍が、女子世界一の強豪クラブチーム、フランスのオリンピック・リヨンに決まりそうです。

11月の国際女子クラブ選手権では、来日したリヨンのCEOから、フランス人にはない機動力、技術、スピードが改めて評価され、今回の移籍に至ったとのこと。


大野選手といえば、リーグでは群を抜いた得点力で、なでしこリーグ通算記録を更新中。

以下が、リーグ歴代の通算得点ランキングです。

※リンダ・メデレン(日興:ノルウェー)、シャーメイン・フーパー選手(プリマ:カナダ)の記録については参考がないため、日本人選手のみのデータになります。他、抜けてる選手がいましたら教えてください(^_^;)


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リーグ戦通算200ゴール達成は、リヨンで成し遂げられるでしょうか!?





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さてリヨンでの起用法は、どうなるでしょうかねー

下記が国際女子クラブ選手権決勝vsINAC戦での、リヨンのスタメンです。



--------------------Schelin-------------------

LeSommer------Necib--------Thomis

--------------Abily--------Henry-------------

Bompastor--Renard--Georges--Agard

-------------------Bouhaddi------------------


(途中交代)LeSommer→Dickenmann、Agard→Franco、Henry→Tonazzi



フランス代表の名立たる選手を中心に、強さ・高さ・スピードを兼ね備えた攻撃陣と中盤が揃っています。

決勝戦で起用されなかった選手も皆代表トップレベルの選手たち。ここに割って入っていくのですから、リヨンのポジション争いは、さらに熾烈になるでしょうね。

大野選手は、2列目3列目のCMFとして主に起用されて行くのではないかと予想します。あるいは右サイドのウィングとしてや、後半途中出場から前線をかき回すFWとしても、使い勝手の効く選手であり、重宝されるのではないでしょうか。


2011年W杯→ロンドンオリンピックでは、FWとしてよりも右サイドのMFとしての起用が、代表では目立つようになった大野選手。

佐々木監督がその真意を、二枚腰の効く守備ができる選手だからという大野選手の評価であることを、サッカージャーナリストの江橋さんの講演会で聴いたことがあります。

一度抜かれても、もう一度相手に食らいついて対応できるという執拗さは、たしかにリーグ戦の試合の中でも、うかがうことができます。

INACでは、今季はさらに、自陣奥深くまで下がって来ての守備のサポートや、手振りで指示を送る姿などが目立つようになったと見受けます。


あるいはまた、今季はアシストの数が多いのも特徴的で、以下には、今季得点王の高瀬選手が得点する前に、高瀬選手に繋げた選手と、その回数をまとめてみました。(※公式記録の得点経過から見たもので、アシストと正確に言えるのかはアバウトです。)


*大野 7回

*川澄 5回

*ソヨン 4回

*ヤネズ、明日菜、澤、その他 1回 


高瀬選手の20ゴールのうち、もっとも多く絡んでいたのが大野選手と、記録からは読み取れます。

さらに他の選手の得点前に繋いだ回数は、チソヨン3回、中島2回、川澄1回となっており、正式なアシストとは言えなくとも、ラストパスになった回数は計13。大野選手自身の得点が13点なので合計26点は、INACの今季総得点69のうちの、約3分の1を生み出したことになります。

星川監督をして、今季のリーグMVPと言うのも分かる気がします。キャプテンを任せ、攻守のバランスを司る、点の取れる司令塔としての変貌がうかがえます。

海外移籍へ向けて狙いは、きっとそこにあるのではないでしょうか!?

「もっとうまくなりたい」という思いは、

澤穂希のような選手を、目指している気がしてなりません。



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レッズレディースを応援するものにとって、ベレーザ時代から、これほど憎たらしい選手はおりませんよ(^_^;)

大事な試合で決められ続けて来た悪夢の数々は、記憶に残っているシーンが多いのも、大野選手だからこそ印象が強いのかもしれません。

浦和のヤジに、ニヤリ( ̄∀ ̄)と不敵な笑みを返せるのは、大野選手ぐらいなものです。(さわわもこわいかも・・)


対戦相手にとっては、いつも立ちはだかる存在として脅威でしたけど、今度は海外でどんな活躍をするのかは、楽しみに注目したいと思っています。

物怖じしない悪童ぶりは、当たりの激しいフランス女子サッカーでも発揮されることでしょうー